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臨床応用可能なプロポフォール封入リポソーム製剤開発のための生物学的利用能の検討

Research Project

Project/Area Number 23K16224
Research Category

Grant-in-Aid for Early-Career Scientists

Allocation TypeMulti-year Fund
Review Section Basic Section 57080:Social dentistry-related
Research InstitutionOkayama University

Principal Investigator

西岡 由紀子  岡山大学, 大学病院, 助教 (80896530)

Project Period (FY) 2023-04-01 – 2026-03-31
Project Status Granted (Fiscal Year 2023)
Budget Amount *help
¥4,420,000 (Direct Cost: ¥3,400,000、Indirect Cost: ¥1,020,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Keywordsリポソーム / プロポフォール / DDS / 生物学的利用能
Outline of Research at the Start

障害者歯科診療では、鎮静や全身麻酔が必要な知的障害者の麻酔導入前に前投薬が行われることがある。しかし、前投薬の影響で麻酔からの覚醒が遅延してしまう問題がある。そこで静脈麻酔薬プロポフォールは効果発現と代謝が速く、麻酔からの速やかな覚醒が期待できるため、プロポフォールを脂質膜から成る薬物キャリアであるリポソームに封入することで、経口または経鼻投与による前投薬を可能にすることができると考えられる。本研究はリポソームの組成、細粒化条件、投与経路を検討してプロポフォール封入リポソームの臨床応用を目指し、安全な日帰り麻酔を確立させることを目標としている。

Outline of Annual Research Achievements

障害者歯科診療では、鎮静や全身麻酔が必要な知的障害者の麻酔導入前に前投薬が行われることがあるが、前投薬の影響で麻酔からの覚醒が遷延してしまう問題がある。そこで効果発現と代謝が速く、麻酔からの速やかな覚醒が期待できる静脈麻酔薬プロポフォールを応用して、脂質膜から成る薬物キャリアであるリポソームに封入することで経口または経鼻投与による前投薬を可能にすることができると考えた。そこで、プロポフォール封入リポソームの生物学的利用能を高め、臨床に応用できるよう、リポソームの組成、細粒化条件および投与経路を検討し、最適なドラッグデリバリーシステムを検討することを目的とした。
今年度は、プロポフォール封入リポソームの細粒化について検討を行った。まず内面をフッ素加工したフラスコに有機溶媒で希釈した脂質およびプロポフォールを混和し、ロータリーエバポレーターを用いて薄膜を形成し、ボルテクスィング法でプロポフォール封入リポソームを作製した。さらにプロポフォール封入リポソームをサンプル密閉式超音波破砕装置を用いて超音波処理し、細粒化プロポフォール封入リポソームを作製した。超音波処理に際し、さまざまな出力と処理時間を組み合わせ、動的光散乱システムを用いて粒子径を測定して評価を行い、プロポフォール封入リポソームの最適な細粒化条件を検討した。その結果、概ね安定して細粒化を行うことができた。また、細粒化することによってプロポフォール封入リポソームのプロポフォール濃度に変化がないかを検討するために、細粒化前のプロポフォール濃度と細粒化後のプロポフォール濃度を高速液体クロマトグラフィーを用いて測定し、細粒化してもプロポフォール濃度は概ね変わらないことも確認できた。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

当初の計画通り、今年度は、プロポフォール封入リポソームの細粒化について検討を行った。まず内面をフッ素加工したフラスコに有機溶媒で希釈した脂質およびプロポフォールを混和し、ロータリーエバポレーターを用いて薄膜を形成し、ボルテクスィング法でプロポフォール封入リポソームを作製した。さらにプロポフォール封入リポソームをサンプル密閉式超音波破砕装置を用いて超音波処理し、細粒化プロポフォール封入リポソームを作製した。超音波処理に際し、さまざまな出力と処理時間を組み合わせ、動的光散乱システムを用いて粒子径を測定して評価を行い、プロポフォール封入リポソームの最適な細粒化条件を検討した。その結果、概ね安定して細粒化を行うことができた。また、細粒化することによってプロポフォール封入リポソームのプロポフォール濃度に変化がないかを検討するために、細粒化前のプロポフォール濃度と細粒化後のプロポフォール濃度を高速液体クロマトグラフィーを用いて測定し、細粒化してもプロポフォール濃度は概ね変わらないことも確認できた。

Strategy for Future Research Activity

プロポフォール製剤、プロポフォール封入リポソーム、細粒化プロポフォール封入リポソームをそれぞれウサギに静脈内、経口、または経鼻投与し、血液を経時的に採血し、前処理した後、高速液体クロマトグラフィーを用いて血中プロポフォール濃度を測定し、各試験薬における生物学的利用能を比較する。

Report

(1 results)
  • 2023 Research-status Report
  • Research Products

    (1 results)

All 2023

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] リポソーム製剤の生物学的利用能に関する検討2023

    • Author(s)
      西岡由紀子、樋口 仁、三宅沙紀、藤本磨希、井上 緑、宮脇卓也
    • Organizer
      第37回 中国・四国歯科麻酔研究会
    • Related Report
      2023 Research-status Report

URL: 

Published: 2023-04-13   Modified: 2024-12-25  

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