Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
糖尿病は歯周炎などの関連が明確で、更に糖尿病神経障害の合併がオーラルフレイルのリスクを高めることが明らかとなり、各患者の口腔機能低下を考慮した食事栄養指導・歯科治療が必須である。しかし実際の糖尿病治療においては、口腔機能はほとんど評価されない。本研究完遂により糖尿病神経障害と口腔機能低下の関連が明らかとなれば、糖尿病悪化に影響する局所炎症の除去以外にも低下した口腔機能を回復させることの重要性を示すことができ、糖尿病治療の一環として口腔機能が評価されるようになると予想される。歯科介入の増加により高品質な糖尿病治療が提供できるようになれば、歯科医師が患者の血糖コントロールに寄与できると考える。