Project/Area Number |
23K16324
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 58030:Hygiene and public health-related: excluding laboratory approach
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Research Institution | Shiga University of Medical Science |
Principal Investigator |
西川 瑞紀 (大橋瑞紀) 滋賀医科大学, 医学部, 医師(非常勤) (10905615)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2026: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2025: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
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Keywords | 腸内細菌叢 / 内臓脂肪 |
Outline of Research at the Start |
肥満は世界的な健康問題であるが、肥満のメカニズム解明には、体重だけでなく、内臓脂肪、皮下脂肪、骨格筋量等の各体組成をより詳細に検討する必要がある。また、内臓脂肪や骨格筋量と、腸内細菌叢との関連が指摘されているが、腸内細菌叢との関連を調べた報告は、海外からのものがほとんどである。体組成や腸内細菌叢は、人種、性別により異なる他、特に閉経後女性では、肥満が増加し脂肪分布が変化する。そこで本研究では、閉経後の日本人一般女性約600人を対象に、体組成(内臓脂肪、皮下脂肪、骨格筋量)を腹部及び大腿部のコンピュータ断層撮影(CT)検査により詳細に検討し、これらと腸内細菌叢との関連を疫学的に明らかにする。
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Outline of Annual Research Achievements |
肥満は世界的な健康問題であるが、Obesity paradox(肥満の人ほど生活習慣病の予後が良い)等、未だに今後の研究が待たれる課題もあり、肥満のメカニズム解明には、体重だけでなく、内臓脂肪、皮下脂肪、骨格筋量等の各体組成をより詳細に検討する必要がある。また、内臓脂肪や骨格筋量と、腸内細菌叢との関連が指摘され始めているが、各体組成の評価は、体組成計等の簡便な測定結果に頼る報告が多い他、腸内細菌叢との関連を調べた報告は、海外からのものがほとんどである。体組成や腸内細菌叢は、人種、性別により異なる他、特に閉経後女性では、肥満が増加し脂肪分布が変化する特徴がある。そこで本研究では、閉経後の日本人一般女性約600人を対象に、体組成(内臓脂肪、皮下脂肪、骨格筋量)を腹部及び大腿部のコンピュータ断層撮影(CT)検査により詳細に検討し、これらと腸内細菌叢との関連を疫学的に明らかにすることを目的としている。 令和5年度には、腹部CT検査、大腿部CT検査、便検体の分析を終了した。体組成については、腹部CT検査を用いて腹部内臓脂肪・皮下脂肪面積を測定した。骨格筋量は、大腿部CT検査を用いて大腿中央部の骨格筋量・脂肪量を測定した。腸内細菌叢については、収集した便検体よりDNA抽出を行い、次世代シークエンス解析にて腸内に存在する細菌の種類およびその量を判定した。その他、肥満と関連する自記式質問票および身体所見・検体等のデータクリーニングを一部終了した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
令和5年度から6年度にかけては、腹部CT検査、大腿部CT検査、便検体等の分析を行うこと、また、データクリーニングを行い、令和7年度以降の解析に向けた準備を整えることを予定した。現時点で、検査及び検体の分析は終えており、順調に進展している。現在その他の収集した指標と合わせてデータクリーニング、データベースの整備を進めている段階であり、予定通り令和6年度中にはデータベースの整備を終えられる見込みである。
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Strategy for Future Research Activity |
今後収集したデータのデータクリーニング及びデータベースの整備を完了させる。 上記が完了次第、体組成と腸内細菌叢パターンとの関連について、統計解析を行う。腹部および大腿部のCT検査結果から算出した内臓脂肪、皮下脂肪、骨格筋面積の違いにより、各種腸内細菌(門)の占める割合に差があるかどうか等を評価する。
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