Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
近年、アジアにおいて、生活習慣の欧米化などの影響により、大腸がんの罹患数が増加している。しかし、その詳細なメカニズムは明らかでない。本研究では、肥満や生活習慣などの影響により生じる慢性微小炎症に着目し、前向きコホート研究において、慢性微小炎症マーカーであるC反応性蛋白(CRP)と、遺伝子多型および大腸腫瘍組織の体細胞変異の2つのゲノム情報を測定する。そして、測定した情報を、利用可能な大規模なゲノム情報と組み合わせて、慢性微小炎症による大腸発がんメカニズムの解明を目指す。