Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
低体温症は、深部体温が低下することにより様々な障害を引き起こす病態であり、高度低体温症では未だに死亡率が高い。これまでの研究から、低体温症の脾臓内で血小板が活性化され、活性化血小板から組織修復機能を有する血小板由来微小胞が放出されることが明らかとなった。本研究では、低体温時に体温維持のために生じる不随意の骨格筋の震え(シバリング)による骨格筋組織へのダメージに対して、血小板由来微小胞がどのように作用するのか、その修復機構を解明する。