Project/Area Number |
23K16390
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 58050:Fundamental of nursing-related
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Research Institution | Kanagawa University of Human Services |
Principal Investigator |
長島 俊輔 神奈川県立保健福祉大学, 保健福祉学部, 講師 (80826503)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥3,900,000 (Direct Cost: ¥3,000,000、Indirect Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
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Keywords | 点滴静脈内注射 / 滴下数調整 / 流量 / 看護 / 点滴 / 流量調整 / 視覚 / 聴覚 |
Outline of Research at the Start |
臨床で頻繁に行われる業務の一つである点滴静脈内注射では、点滴の流量を調整する際に時計と滴下筒を見ながら滴下数を合わせていくのが一般的である。しかし、正確な調整には繊細さが求められ、業務内容に対して時間のかかる業務である。流量調整での時間的負担には、時計と滴下を視覚的な情報として交互に処理しなければならない難しさが一つの要因となっている。そこで本研究では、点滴の流量調整において視覚+聴覚を活用した方法(時計の音を聞いて合わせる方法)が、従来の視覚のみの方法に比べて、調整時間や流量の正確性において優位かどうかを明らかにするために、実態調査と実験的検証を行う。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究課題の目的は、点滴静脈内注射において視覚とそれ以外の感覚を組み合わせて調整する新しい流量調整方法が、従来の視覚のみに頼った流量調整方法に比べて、流量を調整するのにかかる時間や流量の正確性について優れているかを明らかにすることである。本研究課題では上記の新しい方法を基盤とし、点滴静脈内注射における新しい看護技術のエビデンスと新たな看護支援ツールの開発につなげるために実験研究を計画した。 2023年度は、実験実施の前段階として文献検討および臨床看護師へヒアリングを行い、主に本研究課題に関する情報収集を行った。先行文献では、主にデバイスの開発に主眼を置いているものが多く、看護師の技術自体に着目している研究はほとんどなかった。海外でも同様の状況であったが、本研究課題の看護技術を支援するためのメトロノームをベースとしたデバイスに関する論文があり、その結果からも今回の看護技術の有用性については十分に見込める可能性があることがわかった。また、臨床看護師を対象としたヒアリングでは、臨床現場で実際に医師から指示されることの多い流量およびシチュエーションなどを確認した。以上のような内容から、実験結果が臨床現場へ応用可能となるように実験条件を設定し、研究計画書および実験プロトコールを作成した。 2024年度は、作成した研究計画書および実験プロトコールをもとに、研究倫理審査委員会の承認が得られた後にデータを収集していく。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
当初の計画では2023年度の内に研究倫理審査委員会の承認を得る予定であったが、研究計画時よりも教育のエフォートが増加したことにより研究のエフォートが減ってしまい、研究計画書と実験プロトコールの完成が2024年度へと持ち越しとなったため。
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Strategy for Future Research Activity |
研究計画書および実験プロトコール等は完成しているため、2024年度に研究倫理審査委員会の承認が得られれば、対象者のリクルートを開始して実験およびデータ収集を実施していく予定である。
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