Project/Area Number |
23K16506
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 58080:Gerontological nursing and community health nursing-related
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Research Institution | University of Occupational and Environmental Health, Japan |
Principal Investigator |
大森 美保 産業医科大学, 産業保健学部, 助教 (00792897)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
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Keywords | 職場のソーシャル・キャピタル / ソーシャル・キャピタル / 健康づくり / 事業所 / 労働者 / 健康 / 健康増進 / 労働生産性 / 産業看護 / 産業保健 |
Outline of Research at the Start |
職場のソーシャル・キャピタル(WSC)は、労働者の心身の健康や保健行動と密接な関係があり、職場での人々のつながりを促進することで、事業場での健康施策を効果的に展開し労働者の健康を増進する可能性が示唆されているが、WSCを活用した健康施策に関する研究はほとんどない。 そこで、本研究は、事業所の健康施策おけるWSCの活用について焦点を当て、これらを阻害・促進する要因を明らかにすると共に、これらの要因がWSCに影響を及ぼし労働者の健康に結びつく関係性を質的および量的に解明し、WSCの活用による健康増進施策に向けた提言を考案する。
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Outline of Annual Research Achievements |
事業所の健康づくりにおけるWSCの活用について焦点を当て、これらの関係性を阻害・促進する要因を明らかにすると共に、これらの要因がWSCに影響を及ぼし労働者の健康に結びつく関係性を明らかにすることを目的としている。 2023年度は、テーマである「健康づくりおけるWSCの活用について、これらを阻害・促進する要因、およびこれらが健康に結びつく関係性等」について、1)文献調査、2)質的調査の実施方法の検討、3)関連する研究の学会発表を行った。 1)インタビューガイドの作成に当たり、国内外のソーシャル・キャピタルに関連する研究を中心に文献調査を実施し、使用されたインタビューガイド等の洗い出しを行った。また、WSCおよびSCと健康づくりにおける影響要因に関する文献調査を行い、インタビュー項目の検討を行った。2)使用が想定される統計解析法について専門家にコンタクトを取り、分析方法について協議した。また、専門家とともにインタビューガイドについて協議し、インタビュー項目の選定を行った。3)1)の文献調査により、健康づくりにおけるWSCの活用についてWEは重要な要因となることが明らかになった。したがって、WSCを活用した健康づくりを行う上での重要なアウトカムである労働生産性に着目し、WSCと労働生産性との関係性におけるWEの影響について、既存データより明らかにし、日本産業衛生学会にて学会発表(口演)を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
文献調査、インタビューガイドの検討などの研究の準備は着実に進めることができた。一方で、研究開始に関する事業所からの協力が難しい状況であり、事業所の選定に時間を要している状況である。
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Strategy for Future Research Activity |
引き続き研究の準備を進めていくと同時に、研究協力が得られる可能性の高い事業所を今一度選定し、倫理審査の許可を得次第、研究協力を依頼したうえでインタビューを開始し、得られたデータの分析を行う。
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