Project/Area Number |
23K16551
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
|
Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 59010:Rehabilitation science-related
|
Research Institution | Kitasato University |
Principal Investigator |
野崎 康平 北里大学, 大学病院, 一般職 (30791743)
|
Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2027-03-31
|
Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
|
Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2026: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2024: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
|
Keywords | 腫瘍循環器 / 心不全 / 心血管疾患 / 心臓リハビリテーション / リハビリテーション / 急性期 |
Outline of Research at the Start |
本研究は、がん治療関連循環器疾患を発症した患者を対象に、発症早期のリハビリテーションの安全性ならびに有効性を明らかにし、早期リハビリテーションのリスク層別化指標およびプログラムの確立を目的として行う。早期リハビリテーションの実施が身体機能や運動耐容能、再入院や死亡などのアウトカムと関連するのかを解析し、将来的なリスクの層別化指標やプログラム開発の一助へとつなげていく予定である。
|
Outline of Annual Research Achievements |
腫瘍循環器学が発展を遂げているなかで、近年、腫瘍循環器疾患患者に対するリハビリテーションに関する知見が報告されてきている。しかし、これらの報告の多くは化学療法施行後ある程度時間が経過したがんサバイバーを対象としており、病期としては安定期にある患者層に関する知見ばかりである。そこで、本研究では腫瘍循環器疾患患者において、入院期を含む早期のリハビリテーションに関する有用性を明らかにすることを目的に実施している。本年度は、研究開始初年度でありサンプルの蓄積を主体に行った。また、これまでに蓄積されているデータを後ろ向きに使用し、本研究に関連する内容の研究として、心不全患者の入院後早期の歩行速度がアウトカムの予測に有用であることを明らかにし、欧州心不全学会にて発表(Nursing and Allied Professional Session, Runner up受賞)し、英文誌(European Journal of Cardiovascular Nursing)にその内容が掲載された。さらに、心血管疾患患者における認知機能障害の有無と心臓リハビリテーションの効果についてまとめ、現在英文誌へ投稿中である。この論文のなかで、心血管疾患患者のうち20%を超える患者にがん既往があったことを示している。また、本研究の内容に関連して、2024年度には第7回日本腫瘍循環器学会学術集会にシンポジストとして招聘されたり、書籍の分担執筆者として指名されたりと、外的評価を得られ始めている。 今後は、データの蓄積を継続し、学会発表や英語論文として成果を発表していく予定である。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本年度はデータ蓄積を主体とする予定としていたが、関連する内容にて学会発表や英語論文の投稿および公開に至るとともに、次年度に腫瘍循環器領域での発表(指定演題)や書籍の執筆に至ることができたため。
|
Strategy for Future Research Activity |
2024年度は本研究の2年目となり、引き続きデータの蓄積を予定する。解析するに十分なサンプルサイズが集まれば解析を行い、その結果を学会発表や論文として発表する予定である。それまでは、関連内容にて研究活動を行う予定である。
|