脳波による半側空間無視に対するニューロフィードバック療法の有用性の検証
Project/Area Number |
23K16581
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 59010:Rehabilitation science-related
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Research Institution | Osaka Metropolitan University |
Principal Investigator |
上田 将也 大阪公立大学, 大学院リハビリテーション学研究科, 講師 (10965023)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2026: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2025: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
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Keywords | 半側空間無視 / 脳波 / ニューロフィードバック / ADL / USN |
Outline of Research at the Start |
脳卒中後遺症である半側空間無視は、大脳半球病巣と対側空間にある刺激に対して検出・応答することが困難になる症状である。これは日常生活に大きな支障を来し、要介護の原因となる。半側空間無視の改善は、主として前頭葉機能に表される代償的な脳活動と関連することが報告されているが、従来のリハビリテーションでは日常生活上の症状は改善するに至らず、有効な治療法が確立されていない。そこで、本研究ではウェアラブル脳波計を用いて、日常生活活動中の半側空間無視症状の改善と前頭部脳波活動との関連を明らかにし、改善と関連する脳波活動を強化するニューロフィードバック療法の有用性を検証する。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的はウェアラブル脳波計を用いて、日常生活動作(ADL)中の半側空間無視(USN)症状の改善と、前頭部脳波活動との関連を明らかにし、改善と関連する脳波活動を強化するニューロフィードバック(NFB)療法の有用性を検証することである。令和5年度の計画として、USN発症者の前頭部脳波とADL能力の関連について、ADL能力と前頭部脳波を横断的に分析する予定であった。また、縦断的な検討を行うために前向きコホート研究を開始する予定であった。 まず、該当領域における本研究の立ち位置やデザインを明確なものとするため、USN発症者の改善に関係する神経学的特徴についてレビュー研究を行った。その結果、前頭部の代償的活動がUSN改善に関連することが明確となった。本研究の結果は国際誌に受理されている(Ueda et al., Brain Topography 2023)。 現在、発症3ヶ月以内の右脳卒中患者で、空間無視症状を認める者を対象として縦断的なデータ取得を臨床施設で実施している。今後、ウェアラブル脳波計で測定される視覚課題時や机上・ADL動作中の前頭部電極の周波数帯域別パワー値やθ/α比とUSNの重症度、ADL能力との相関分析を横断的に実施する予定である。加えて、1ヶ月、3ヶ月後にフォローアップを行い、縦断的に脳波データとADL能力の関連を分析する予定である。現状は有効症例数が想定よりも集積されておらず、横断的分析に至っていない。今後継続して集積予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
測定機器の故障により、修理・買い替えが必要な事象が生じたため。 また、想定よりも症例集積が遅れているため。
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Strategy for Future Research Activity |
継続して症例を集積していく。
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Report
(1 results)
Research Products
(8 results)