Project/Area Number |
23K16582
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
|
Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 59010:Rehabilitation science-related
|
Research Institution | Nara Medical University |
Principal Investigator |
塩崎 智之 奈良県立医科大学, 医学部, 助教 (70812668)
|
Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
|
Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
|
Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2023: ¥2,600,000 (Direct Cost: ¥2,000,000、Indirect Cost: ¥600,000)
|
Keywords | 前庭リハビリテーション / 重心動揺 / Limit of stability / 筋電図 / 外側前庭脊髄路興奮性 / 前庭脊髄路 |
Outline of Research at the Start |
高齢者の末梢前庭機能障害による平衡障害は転倒,骨折,寝たきり,認知症という負のスパイラルの原因となり,超高齢社会を迎えるにあたり解決すべき重要課題の一つである。 この平衡障害の治療法として前庭リハビリテーションが注目されつつある。平衡障害の原因は多岐にわたるが原因に合わせたテーラーメイドな前庭リハビリテーションの確立にはいまだ至っていない。 本研究の目的は1)末梢前庭機能障害症例の平衡障害の原因を客観的、定量的に評価し原因によるグループ分けを行うこと、2)平衡障害の原因に合わせた前庭リハプログラムは効果が高いかを検証することである。
|
Outline of Annual Research Achievements |
本年度の予定であった新たな評価方法である側圧中心の安定性限界と下腿の筋電図の同期装置及びソフトが完成した。 また、健常者及び末梢前庭障害症例でのデータ計測を行い、末梢前庭障害症例のカットオフ値を算出した。横断データから末梢前庭障害症例では安定性限界が狭小化し、下腿の筋電図が安静時から高値であることがわかった。 現在、前庭リハビリテーション前後での安定性限界の比較を理学療法士の介入による群と生活指導のみの群で前向きに調査を開始している。外側前庭脊髄路の興奮性についても同時に測定し、平衡障害の分類による前庭リハビリテーションの効果の違いを検証していく。 その結果から新たなテーラーメイドな前庭リハビリテーションの開発を行っていく。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初予定していたソフトの開発が完了し、データ測定をすでに開始することができているため。
|
Strategy for Future Research Activity |
現在、すでに縦断データの取得が始まっているため継続していく。また、昨年度のデータについては公表作業を進める。 計画にたいして現在のところ順調に進んでいるが、縦断データの取得には時間を要すため今年度はデータの蓄積がメインとなると考えられる。
|