Project/Area Number |
23K16607
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
|
Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 59010:Rehabilitation science-related
|
Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
村尾 昌信 京都大学, 医学研究科, 技術職員 (20909048)
|
Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
|
Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
|
Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2025: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2024: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2023: ¥2,860,000 (Direct Cost: ¥2,200,000、Indirect Cost: ¥660,000)
|
Keywords | 血液腫瘍 / 骨格筋 / 体組成 / 造血幹細胞移植 / 身体機能 |
Outline of Research at the Start |
近年、デバイスの進歩によって可視化されるようになった体組成および骨格筋特性が、重症患者の生命予後やQOLに関連することが明らかになってきた。しかし、造血器疾患患者に関する報告は不足している。本研究の目的は,入院中の造血器疾患患者における骨格筋変性の時間推移、更には骨格筋変性と周辺因子との関係を明らかにすることである。当院に入院中の成人造血器疾患患者を対象に、観察研究によって臨床的要因と体組成の変化を経時的に評価する。統計分析によって患者の体組成が変化する時点および変化量/変化率を明らかにする。また、体組成の変化と関連する臨床的要因を抽出し、リハビリテーションの介入余地を明らかにする。
|
Outline of Annual Research Achievements |
近年,測定機器の進歩によって可視化されるようになった骨格筋特性(量と質)が,重症患者の生命予後や生活の質(QOL)に関連することが明らかになってきた。しかしながら、造血器疾患患者の骨格筋特性に関する知見はほとんどない。本研究の目的は,入院中の造血器疾患患者における骨格筋変性の時間推移,更には骨格筋変性および身体活動量と,周辺因子との関係を明らかにすることである。 今年度は、科研費交付内定後、実施可能な研究計画の再考を行った。その上で血液内科の医師と看護師に研究の趣旨説明と協力を依頼した。また、京都大学医の倫理委員会へ当研究計画を申請し、研究実施の倫理承認を得た。 骨格筋特性を精密に測定するためには、生体インピーダンス法の原理を用いた体組成計が必要である。この体組成計を同部署内の科研費取得者と共同設備として購入し、血液内科病棟に接置した。さらに、24時間絶えず身体活動量を測定できる身体活動量計を購入し、同種造血幹細胞移植やCAR-T細胞療法を実施する予定の患者の体組成および身体活動量データの計測を開始した。すでに数名の造血幹細胞移植患者とCAR-T療法患者の治療前後の体組成および身体活動量データ取得が完了しているが、解析はまだ実施していない。 第46回日本造血・免疫細胞療法学会に参加して、造血器疾患患者に対するリハビリテーションについて最新の知見を得た。 以上のように、研究の準備は完了し、データ蓄積がスタートしたものの、現状ではまだ社会に示すことのできるまとまったデータは得られていない。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
修正された研究デザインが決定し、研究開始に必要な主要機器の購入が完了し、倫理審査委員会の承認を得て、データ蓄積が開始されている。よって、3年計画の前向き観察研究の1年目として妥当な進捗状況であると考えられる。
|
Strategy for Future Research Activity |
今後は、引き続き同種造血幹細胞移植患者やCAR-T細胞療法患者を中心に体組成や身体活動量などの症例データを蓄積していく。ある程度の傾向が判明すれば、学会発表などを積極的に行う予定である。
|