関節疾患患者の深部筋機能とバランス機能およびフレイルの関係解明
Project/Area Number |
23K16608
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 59010:Rehabilitation science-related
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Research Institution | Kyoto Tachibana University |
Principal Investigator |
由利 拓真 京都橘大学, 健康科学部, 助教C (40908951)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
Fiscal Year 2025: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2024: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2023: ¥3,250,000 (Direct Cost: ¥2,500,000、Indirect Cost: ¥750,000)
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Keywords | 介護予防 / 脂肪変性 / 関節疾患 / 筋萎縮 |
Outline of Research at the Start |
要介護に陥るリスクが高い「フレイル高齢者」の介護予防が重要な課題である.フレイルは加齢に伴う筋力低下などの身体機能と抑うつなどの精神機能,そして独居などの社会的背景から成るリスク状態であり,関節疾患を起にバランス機能が低下し,転倒,さらには要介護に陥る負のサイクルがある.したがって、関節疾患患者に対する介入が高齢者の介護予防に寄与すると考えられる。申請者はこれまでに深部筋の萎縮と脂肪変性および機能が関節運動や高齢者の歩容に関係することを解明してきた。これらのことから、関節疾患患者において深部筋群の萎縮と脂肪変性および機能はバランス機能や転倒に関係することが考えられる。
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Outline of Annual Research Achievements |
今年度は本研究の目的の1つ目である,転倒と筋内脂肪浸潤,および身体機能の関係を調べるために研究を進めた.研究協力機関においてTHAを施行予定であった末期変形性股関節患者40名を対象に,殿筋の脂肪浸潤と転倒歴,および歩行速度やバランス機能(Timed-Up and Go test)の関係を調べた.その結果,転倒なし群は,転倒あり群と比べて歩行速度,ステップ数,歩行率およびTimed-Up and Go Testで有意に良好な結果であった.そして,転倒なし群の患側大殿筋と患側中殿筋の筋密度は転倒あり群と比べて有意に高いことが明らかとなった.これらのことから,殿筋群の筋内脂肪浸潤は高齢者の歩容や歩行速度などの身体機能だけでなく,転倒にも関連することが示唆された.本成果は股関節学会にて発表し,現在論文投稿の準備中である. 以上の結果をもとに今年度は,研究協力機関において地域在住高齢者を対象に週一回3ヶ月間の介護予防プログラムを実施し,フレイルの予防に関する研究を推し進めることができた.これまでに,介護予防プログラム参加者数例の実践報告が国内および国際学会に採択されている.本内容は国際誌への投稿準備中である.これらの内容は,次年度以降に予定している前向き研究のプロトコルを運用するにあたって,有用なデータであった.次年度には,介護予防プログラム参加者の前向きデータの収集を開始し,学会発表ならびに国際誌での論文発表を行う予定である. 以上より,今年度は本研究の目的の1つ目を達成し,次年度の前向きデータ収集にむけて準備を進められた.今後も対象者の集積を行い,分析と発表を進める予定である.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初の予定通り,転倒と筋内脂肪浸潤,および身体機能の関係を調べるための研究を推し進めることができ,学会での発表と国際誌への投稿準備を行うことができたため.
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Strategy for Future Research Activity |
次年度は介護予防プログラム参加者の前向きデータの収集を開始し,対象者の集積と分析,および発表を進める予定である.
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)