脳内メカニカルストレスに着目した、運動による糖尿病改善効果の分子メカニズムの解明
Project/Area Number |
23K16632
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 59010:Rehabilitation science-related
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Research Institution | National Institute of Advanced Industrial Science and Technology |
Principal Investigator |
崎谷 直義 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 生命工学領域, 研究員 (30824859)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2023: ¥2,080,000 (Direct Cost: ¥1,600,000、Indirect Cost: ¥480,000)
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Keywords | メカニカルストレス / 運動 / 糖尿病 |
Outline of Research at the Start |
糖尿病は放置すると網膜症・腎症・神経障害等の合併症を生じ、末期には失明、要透析治療となることがある。さらに、糖尿病は脳卒中、虚血性心疾患等の心血管疾患の発症・進展を促進する。これらの合併症は患者の生活の質の低下をもたらすのみでなく、医療経済的に大きな負担を社会に強いる。糖尿病の罹患者数は今後も社会の高齢化に伴い増大すると考えられ、安価で有効性の高い治療・予防法の開発は喫緊の課題である。糖尿病者に対する運動療法の有効性は統計学的には示されているものの、その背景にある分子メカニズムは未解明である。本研究では、運動による糖代謝改善効果の背景にある分子メカニズムの解明に取り組み。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、脳内メカニカルストレスに着目して、運動による糖代謝機能維持・改善効果の背景にある分子メカニズムを明らかにすることで、糖尿病治療における運動療法の最適化および運動したくても運動できない者・運動習慣が定着しない者にも適用可能な擬似運動療法の開発のための基盤を構築することである。 運動による糖代謝機能維持・改善効果に対する脳内メカニカルストレスの関与を検討するために、これまでに確立していた受動的頭部上下動介入を高脂肪餌給餌マウス(糖尿病モデルマウス)を行ったところ、麻酔の影響を受け、高脂肪食給餌による体重増加が認められないということが分かった。そこで、無麻酔で実施可能な受動的身体上下動の実験系の構築に取り組み、確立した。高脂肪餌飼育肥満マウスに対する受動的身体上下動は、糖代謝機能および肝機能障害を改善した。一方で、通常餌給餌マウスに対する受動的身体上下動介入では、糖代謝機能に対する影響は認められなかった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
運動に身体に生じるメカニカルストレスを再現する新たな介入法を確立し、それによる糖代謝機能改善効果を確認できたため、進捗としては順調に進展していると判断している。
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Strategy for Future Research Activity |
受動的身体上下動により、糖代謝機能が改善されたマウス組織の生化学・組織学的解析を行う。
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Report
(1 results)
Research Products
(10 results)