Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
競技復帰後の再発の要因として,瞬発的な筋発揮効率(RTD)の回復が不十分なまま復帰していることが指摘されている.RTDの改善にtDCSの有効性が一部示されているが,治療反応性に乏しいというtDCSの課題は未解決である.この課題の解決に,脳の可塑性に不可欠なノルアドレナリン濃度を増大させるtVNSが注目されており,tDCSと同時適用することで効果が促通される可能性が示唆されている.本申請では,tDCSの効果を促通するtVNS刺激強度を解明し,tDCSとtVNSの同時適用がRTDに及ぼす効果を検証することで,早期かつ安全な競技復帰につながる革新的リハビリテーション手法の開発を目指す.