Project/Area Number |
23K16677
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 59020:Sports sciences-related
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Research Institution | Josai International University |
Principal Investigator |
栗原 靖 城西国際大学, 福祉総合学部, 准教授 (00804254)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥3,900,000 (Direct Cost: ¥3,000,000、Indirect Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2026: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2025: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2024: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2023: ¥2,340,000 (Direct Cost: ¥1,800,000、Indirect Cost: ¥540,000)
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Keywords | 足関節捻挫 / 加速度計 / 早期育成年代サッカー選手 / 傷害予防 / 衝撃負荷 / 片足ジャンプ着地動作 |
Outline of Research at the Start |
捻挫の再発が多い早期育成年代の競技選手に対し、明確な競技復帰基準を示す必要がある。受傷動作時に直接係る力学的負担を評価する手法は、現場での活用に至っていない。本研究では、現場で活用できる加速度計を代替とし、大規模データから得られた衝撃負荷指標を評価ツールとして提案する。 本研究の成果により、スポーツ現場での力学的なデータを競技復帰基準の確立につなげることが期待できる。加速度計はスマートフォンに内蔵されるほど身近な計器であり、現場へのさらなる普及が考えられる。したがって、本研究の競技復帰基準を明らかにする取り組みを通じて、新たな捻挫発症予防プログラムを創出する可能性がある。
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Outline of Annual Research Achievements |
足関節捻挫(以下、捻挫)は、早期育成年代で発症頻度の高い傷害であり、その再発率も非常に高い。その要因の中には、床反力計などで得られる力学的なデータがスポーツ現場での競技復帰の基準に用いられていないことが挙げられる。理由として、装置が高価であることや環境的制約がある。 そこで申請者らは、携帯可能な加速度計に着目し、加速度計で定量化した衝撃負荷指標が、床反力計で算出される衝撃負荷を反映する予備結果を得た。このことから、現場でも簡便に力学的なデータ収集が可能になると考えている。 本研究は、加速度計を用いた評価が捻挫の再発予防へ寄与するかの検証を目的に、➀衝撃負荷指標と捻挫の発症および身体機能の関連を調査し、1)衝撃負荷指標に着目したトレーニング介入による再発予防効果の検証を行い、2)再発者の競技復帰時点の衝撃負荷指標を明らかにする。 2023年度においては、中学生サッカー年代が所属するチームに対し初期評価を行い、その後の捻挫発症における追跡調査を実施している。主な評価項目は、加速度計を用いた衝撃負荷指標、柔軟性、筋力、バランス機能である。また、初期評価を実施した後、複数名が捻挫発症に至る状況が散見され、現場判断においてチーム練習復帰直前の初期評価を実施することができている。該当件数が少数のため、初期評価と復帰直前に実施した評価内容の違いを定量化するに至ってはいない。引き続き傾向の把握に努めている状況である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
当初予定していたサッカーチームへの入部者が減少しており、測定対象予定の人数に到達していないため。
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Strategy for Future Research Activity |
測定者(被験者)数を確保するため、当初予定したサッカーチームに加え、新たに2つの中学生サッカーチームに対して測定における意義・説明を行い、協力承諾をもらっている。現在、測定実施協力者は充足しており、測定に必要な機器等の手配においても既に完了している。今後、測定機会を増やし、測定者(被験者)数の確保に努めていく。
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