Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
競技スポーツや学校体育を対象に運動の技術指導をバイオメカニクス的に行った報告では,速度や角度など運動の様子を表現したデータを用いたフィードバックを行った報告が多い.しかし,これらのデータからは,技術観察における着眼点の提示は可能であるが,悪い動作となる原因とその解決策を的確に提示できないという問題点がある.そこで本研究では,明確な指導法が確立されていないGKのダイビング動作を対象とし,身体運動の駆動源である筋群の働きから「なぜそのような動きになるのか」という動作の因果関係を力学的に説明可能な分析手法を用いて,学習者の運動感覚(主観情報)を説明するための客観的な情報として分析する.