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Establishment of concurrent training that maximizes training effect and minimizes fatigue

Research Project

Project/Area Number 23K16698
Research Category

Grant-in-Aid for Early-Career Scientists

Allocation TypeMulti-year Fund
Review Section Basic Section 59020:Sports sciences-related
Research InstitutionHokkaido University of Science

Principal Investigator

苫米地 伸泰  北海道科学大学, 全学共通教育部, 講師 (40828240)

Project Period (FY) 2023-04-01 – 2026-03-31
Project Status Granted (Fiscal Year 2023)
Budget Amount *help
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2025: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2024: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2023: ¥3,380,000 (Direct Cost: ¥2,600,000、Indirect Cost: ¥780,000)
Keywordsコンカレントトレーニング / 速度基準の筋力トレーニング / 持久的トレーニング / 反復スプリントトレーニング / 筋パワー
Outline of Research at the Start

コンカレントトレーニングとは筋力トレーニングと持久的トレーニングを組み合わせたトレーニングであり,スポーツ現場で広く実践されている.しかし,コンカレントトレーニングには筋力トレーニングのみを実施した場合と比較して,瞬発的能力への効果が低くなるという問題点がある.さらに,専門とする競技練習に加えコンカレントトレーニングを実施することは疲労の蓄積を助長する可能性がある.しかし,これらの問題点の解決策は確立されていない.本研究では阻害効果を有し,疲労度も大きい持久的トレーニングの実施方法を工夫することにより,トレーニング効果の最大化と疲労の最小化を両立させるコンカレントトレーニングの確立を目指す.

Outline of Annual Research Achievements

筋力トレーニングと持久的トレーニングを組み合わせたコンカレントトレーニング(以下,CON)には,持久的トレーニングの阻害効果により,筋力トレーニングのみを実施した場合と比較して瞬発的能力への効果が低くなることと,疲労の蓄積を助長するという問題点が存在する.しかし,これらの問題点を解決する方法論は確立されていない.トレーニング効果の最大化と疲労の最小化を両立させるCONの確立を目指し,2023年度は,CONにおける持久的トレーニング,すなわち反復スプリントサイクリングトレーニング(10秒全力漕ぎ×10セット,以下,RSCT)の休息時間の違いが筋疲労(1回目のトレーニング前と終了後のジャンプパフォーマンスの変化)および6週間・計12回のトレーニング効果に及ぼす影響を検証した.その結果,瞬発的能力を高めるためのコンプレックストレーニング(スクワット+カウンタームーブメントジャンプ,以下,COM)のみを実施する群(以下,CT群)においては,筋疲労が誘発されなかった.一方で,CT群と同じトレーニング+RSCTを30秒休息で実施する群(以下,30秒群)とCT群と同じトレーニング+RSCTを60秒休息で実施する群(以下,60秒群)では筋疲労が生じた.筋疲労の程度の大きさについては,30秒群と60秒群はCT群と比較して有意に大きかったが,30秒群と60秒群の間に有意差は認められなかった.瞬発的能力の指標として測定したスクワットの最大挙上重量とジャンプパフォーマンスは,トレーニング期間前後において全ての群で有意な向上が認められたが,増加率は群間で有意差は認められなかった.これらの知見から,CONにおけるRSCTの休息時間は筋疲労の程度の大きさに影響を及ぼさないこと,さらに休息時間に関わらずRSCTを用いたCONはCOMの瞬発的能力向上効果を阻害しないことが示唆された.

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

2023年度内で被験者30名分のトレーニング研究(6週間,週2回)を完遂出来たため,おおむね順調に進んでいると判断した.ただし,全てのデータ分析が完了しているわけではないため,今後分析,学会発表および論文投稿を進めていく予定である.

Strategy for Future Research Activity

当初の予定では,2024年度はコンプレックストレーニング(スクワット+カウンタームーブメントジャンプ)のみを実施する群(以下,CT群),CT群と同じトレーニング+5秒の全力ペダリングを用いた反復スプリントサイクリングトレーニング(5秒×20セット)を実施する群,CT群と同じトレーニング+10秒の全力ペダリングを用いた反復スプリントサイクリングトレーニング(10秒×10セット)を実施する群の筋疲労および6週間計12回のトレーニング効果を比較する予定であった.しかしながら,CT群,CT群と同じトレーニング+体重の7.5%の負荷を用いた反復スプリントサイクリングトレーニング(30秒休息を挟みながら,10秒全力ペダリング×10セット)を実施する群(以下7.5%群),CT群と同じトレーニング+体重の10%の負荷を用いた反復スプリントサイクリングトレーニング(30秒休息を挟みながら,10秒全力ペダリング×10セット)を実施する群(以下10%群)の筋疲労および6週間計12回のトレーニング効果を比較する形で研究を進めることに変更予定である.理由は,予備実験のピーク到達時間の結果から,5秒間の全力ペダリングではピークに到達する前にトレーニングが終了してしまい,反復スプリントサイクリングトレーニングの効果が十分に得られないことが示唆されたためである.先行研究では,反復スプリントサイクリングトレーニングにおける負荷の相違も筋疲労およびトレーニング効果に影響を及ぼす変数であることが報告されている.したがって,これらの変更は本研究の目的から逸脱しておらず,合目的的と考えられる.

Report

(1 results)
  • 2023 Research-status Report
  • Research Products

    (3 results)

All 2023

All Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results) Presentation (2 results)

  • [Journal Article] 3週間・合計9セッションの反復スプリントサイクリングトレーニング期間におけるペダリングパフォーマンスと下肢部位別主観的運動強度の変化2023

    • Author(s)
      苫米地伸泰,中澤翔,奥原尚之,青木稜
    • Journal Title

      Strength & conditioning journal : 日本ストレングス&コンディショニング協会機関誌

      Volume: 30(8) Pages: 14-20

    • Related Report
      2023 Research-status Report
    • Peer Reviewed
  • [Presentation] 速度低下閾値の異なるベンチプレスが総負荷量に及ぼす急性効果2023

    • Author(s)
      伊藤僚将 , 苫米地伸泰 , 千葉至 , 井野拓実 , 秋野禎見
    • Organizer
      第12回日本トレーニング指導学会大会
    • Related Report
      2023 Research-status Report
  • [Presentation] 大学男子野球投手における球速とジャンプパフォーマンスとの関係 -軸脚と踏込脚の機能の差異に着目して-2023

    • Author(s)
      久保 誠司 , 苫米地伸泰 , 笠原政志 , 古城隆利 , 辻孟彦 , 竹田幸成 , 和田直樹 , 河野徳良
    • Organizer
      第12回日本アスレティックトレーニング学会学術大会
    • Related Report
      2023 Research-status Report

URL: 

Published: 2023-04-13   Modified: 2024-12-25  

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