Project/Area Number |
23K16699
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 59020:Sports sciences-related
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Research Institution | Tohoku Bunka Gakuen University |
Principal Investigator |
阿部 玄治 東北文化学園大学, 医療福祉学部, 助教 (60758118)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
Fiscal Year 2025: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2023: ¥2,340,000 (Direct Cost: ¥1,800,000、Indirect Cost: ¥540,000)
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Keywords | 身体特異性注意 / スポーツ / 運動機能 / 感覚機能 / 視線 / 反復末梢磁気刺激 / 視線解析 / 磁気刺激 |
Outline of Research at the Start |
注意とは脳内に入力される多様な感覚情報の中から行動に関連した情報処理を優先づけることであり、中でも自己身体に向けられる注意は「身体特異性注意」とよばれる。本研究では巧みな手指運動が求められるスポーツ選手を対象とし、運動機能の高いヒトにおける身体特異性の注意の変容の検討、およびその要因の横断研究を視線解析を含めて実施する。また反復磁気刺激を長期間実施した際の身体特異性注意の変容およびパフォーマンスへの効果を検討する。
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Outline of Annual Research Achievements |
2023年度は,巧みな手指の運動機能をもつスポーツ選手における身体特異性注意の変容について検討した。実験環境や条件に関するプレ実験を行った後,フェンシング選手を対象に反応時間課題を用いた身体特異性注意の測定を行った。全体の傾向としては手指の巧緻性と身体特異性注意には一定の傾向を認めなかった。しかしながら詳細なデータ解析の結果,利き手との関連があるのではないかと推測された。次年度以降に被験者数を増やすことで利き手と身体特異性注意との関連を明らかにできると考える。 またフェンシングプレー中の視線解析を行うことのできる実験環境を整えた。プレ実験として実際にフェンシングプレー中の視線を測定することができた。今後は最適な解析法について検討をしていく。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
当初の予定通りの実験を行うことはできたが,運動機能と身体特異性注意との関連を見出すことができなかった。その理由として被験者数が十分でなかったことがあげられる。今後は継続的なデータ取りを進める。
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Strategy for Future Research Activity |
反応時間課題を用いた身体特異性注意の測定に関して,継続的なデータ取りを行う。またデータを取ることで得られた知見(道具の身体化)に関するデータについても合わせて行う予定である。当初の予定であるプレー中の視線解析についてもデータ取りおよび解析を進める。 以上より,2024年度は,①巧みな手指の運動機能をもつスポーツ選手における身体特異性注意の変容,②身体特異性注意の変容と手指の運動機能、感覚機能、プレー中の視線解析との関係性を明らかにすることを目標とする。
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