Project/Area Number |
23K16722
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 59020:Sports sciences-related
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Research Institution | Health Sciences University of Hokkaido |
Principal Investigator |
福家 健宗 北海道医療大学, 看護福祉学部, 講師 (60877603)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2024: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2023: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
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Keywords | 音楽リズムと身体の同調性 / グルーヴ感のある音楽 / 運動 / 実行機能 / 個人差 / 身体と音楽リズムの同調 |
Outline of Research at the Start |
世界的に身体不活動が蔓延する昨今、取り組みやすく、かつ認知機能向上効果を効率良く得られる(高実施率×高効果)運動プログラムの開発が求められる。“聴くと身体を動かしたくなる”グルーヴ感のあるリズム(GR)による運動効果の促進効果に着目し、以前の研究では、認知機能向上の運動効果を促進するGRの効果に個人差がみられた。個人差要因として、身体と音楽リズムの同調能力が考えられた。本研究では、身体と音楽リズムの同調能力がGRの運動効果促進効果にもたらす影響を明らかにすることを目的とし、目的や個人特性に応じて音楽・運動条件を調整するテーラーメイド型の高意欲×高効果な運動条件の提案に寄与することを目指す。
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Outline of Annual Research Achievements |
有酸素運動が認知機能向上にもたらす効果が明らかになる一方、世界的に身体不活動が蔓延しており、この効果が十分に享受されていない。この問題を解決すべく、取り組みやすく、かつ認知機能向上効果を効率良く得られる(高実施率×高効果)運動プログラム開発を目指して、“聴くと身体を動かしたくなる”グルーヴ感のあるリズム(GR)に合わせた運動の効果を検証している。以前の研究では、GRに合わせた運動による認知機能向上効果に個人差がみられた。個人差要因として、主観的な身体と音楽リズムの同調感が考えられた。 本研究では、身体と音楽リズムの同調感を高める短時間のリズムトレーニングが、GRに合わせた運動の効果にもたらす影響を明らかにすることを目的とし、実験を行っている。健常大学生男女60名程度を対象に3回来室してもらい、実験を行う。1回目は、実験の概要説明を十分におこなった上で対象者の同意を得てから、基本情報の問診、実行機能テストの練習をおこなう。また、対象者を無作為にトレーニング群とコントロール群に割付け、トレーニング群には、身体と音楽リズム同調感を高めるリズムトレーニングをおこなわせる。リズムトレーニングでは、バウンス動作、足踏み+手拍子をGRに合わせて練習する。このときの身体と音楽リズム同調感の変化を評価する。2,3回目は本実験であり、GRに合わせて足踏み+手拍子を3分間おこなうGRCL条件とホワイトノイズメトロノームに合わせて足踏み+手拍子をおこなうWMCL条件の2条件を別日におこなう。運動中には加速度測定と心拍数測定を行う。3分間の音楽に合わせた運動の前後には実行機能テストをおこなう。 ここまで実験プロトコル、リズムトレーニング用の動画作成、実験環境の整備など準備を整え、10名程度の実験を完了している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
実験準備と被験者募集に予想以上に時間がかかったため。
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Strategy for Future Research Activity |
実験は既に開始できているため、目標サンプルサイズを目指し、実験ペースを早める。実験実施と並行して、データ解析を進め、途中経過を学会で発表する。実験、データ解析が完了次第、論文執筆を進め、成果を国際学術雑誌で発表することを目指す。
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