Project/Area Number |
23K16723
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 59020:Sports sciences-related
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Research Institution | Teikyo Heisei University |
Principal Investigator |
関根 悠太 帝京平成大学, 人文社会学部, 講師 (80761353)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,030,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥930,000)
Fiscal Year 2025: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2023: ¥2,080,000 (Direct Cost: ¥1,600,000、Indirect Cost: ¥480,000)
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Keywords | 外傷・障害予防 / 若年者 / 足関節 / バスケットボール / 実装研究 |
Outline of Research at the Start |
足関節捻挫はバスケットボールにおいて最頻の外傷であり,日本人バスケットボール選手の足関節捻挫の発生率は国際的にみて有意に高い.足関節捻挫の既往は発生率の関連因子であり,若年者の予防,事後管理の重要性が示唆される.これらの背景から,育成年代のバスケットボール選手への疫学調査,予防介入の実装と有効性の検証は重要である. 本研究は,育成年代のバスケットボール選手の足関節の機能・形態を明らかにし,足関節捻挫の発生率との関連を検討すること,また,足関節捻挫予防プログラムを実装し,効果を検討することを目的とする.本研究を通し,足関節捻挫予防プログラムの開発やスポーツ現場での予防の取り組みの促進を目指す.
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は,育成年代のバスケットボール選手の足関節の機能・形態を明らかにし,足関節捻挫の発生率との関連を検討すること,また,足関節捻挫予防プログラムを実装し,効果を検討することを目的とする.2023年度は調査協力組織への依頼を重点的に行っており,大学バスケットボールチームの参加協力を得て足関節機能および形態値の測定を実施した.解析結果は2024年度中に学会にて発表する予定である.外傷・障害に関する疫学調査に関しては,大学生バスケットボール選手の下肢外傷・障害発生率は新型コロナウイルス感染症のパンデミック下において有意に増加し,とりわけ足関節捻挫,ハムストリング肉ばなれ,ジャンパー膝および第5中足骨疲労骨折の発生率が有意に増加したことについて明らかにし,活動制限による運動領の低下および適切なコンディショニングや外傷・障害の予防を実施することが困難であった環境因子が影響を及ぼした可能性について報告した.また,外傷・障害に関する疫学調査のデータから足関節捻挫の受傷パターンを抽出し,全発生数のうち約30%は他プレーヤーの足を踏む,もしくは引っかかることによって発生していたことを明らかにした.この結果から,バスケットボール選手の足関節捻挫受傷には一定の不可抗力が存在する可能性が示唆された.予防介入プログラムの効果に対する影響を多寡を考察し,解析段階における除外・包含基準を規定する判断材料として活用する.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2023年度中は介入プログラム導入対象チームの選定,測定を行った.介入プログラムの1期目はすでに開始しており,そのデータ収集及び解析を進めるとともに,U18,U15年代への横断測定を推進する.
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Strategy for Future Research Activity |
2024年度中は横断的なデータ解析を進めるとともに,足関節捻挫の受傷機転分布に関する調査の論文発表を行う.
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