Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
神経系機能の改善は,アスリートが優れたパフォーマンスを発揮するために重要である.しかしながら,骨格筋への指令を司る運動神経活動の評価は,測定が侵襲的な方法に限られていたため,神経系機能の評価に基づいたトレーニングの方法論は未だ十分に確立されてこなかった.本研究では,トレーニングの実施によって生じる神経系機能の適応を,高密度表面筋電図と特殊アルゴリズムによる非侵襲的な方法から定量的に評価する.トレーニング方法として,中枢神経系の活動が強く要求されると考えられている牽引装置を用いた超最大スピードでの走トレーニングに着目し,このトレーニング手段による急性効果の検討と介入実験による変化を検討する.