Project/Area Number |
23K16747
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 59030:Physical education, and physical and health education-related
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
田辺 弘子 名古屋大学, 未来社会創造機構, 特任助教 (60780666)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
Fiscal Year 2026: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2025: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
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Keywords | 対人認知 / 自己表現 / 身体表現 / 非言語情報 / ロコモーション / 自己ブランド化 |
Outline of Research at the Start |
本研究では、環境・文脈に応じた自己ブランド化(他者にどう見られたいかという意図)の方略によって多様に変化する身体運動(振る舞い)に潜む法則性を数理的に解明することを目指す。歩行運動を対象とし、様々な環境・文脈における自己ブランド化の方略と、それを元に生み出される歩容パターンを解明し(研究1)、得られた有限個の歩容パターンに対する観察者の印象評価実験を行い、動作者の身体表現と観察者による表現解釈・印象知覚の構図を明らかにする(研究2)。さらに衣服による自己ブランド化・動きの印象評価への影響の視座を加え、より簡易的な計測手法を用いて衣服と自己ブランド化の相互関係について検討する(研究3)。
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Outline of Annual Research Achievements |
当該年度は、研究1「環境・文脈に応じた自己ブランディング方略および歩容パターンの抽出・分類」を実施した。現実世界における環境・文脈をどのような要素として実験に落とし込むかについて、前例のない取り組みであるため、様々な分野の研究者と相談し、実験プロトコルを確定した。具体的には、どういう文脈(場面、他者に関する事前情報の有無など)で、どういう相手(他者の年齢や性別など)に対して、どのように振る舞うか(自己ブランディング:性格特性や対人印象など)に関する要素をまとめ、その上で被験者および教示の条件、アンケートの作成を行った。 研究1の達成のために多くの被験者リクルートを想定しているが、名古屋大学では被験者リクルートや実験場所の確保が難しいことが分かったため、当初はソウル大学でのデータ取得を行うことを検討した(そのための実験プロトコルやアンケート類の修正も行った)。しかし、研究代表者が北海道大学に異動することとなり、2024年度以降に北海道大学で本実験を実施することとした。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
当該研究で捉える現象が複雑で多様なため、具体的な実験プロトコルの構築に想定よりも時間がかかった。また、被験者リクルートおよび実験場所の確保が名古屋大学では難しく、また研究代表者が2024年度より所属機関を変更したことから、本実験を行うことができなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
2024年度は、研究1の本実験を実施する。実験プロトコルおよびアンケート類は作成済みであり、被験者も多くリクルート可能な環境である(北海道大学社会科学実験研究センターの被験者プールを使用予定)。当該年度の前半にデータ取得を終え、後半にデータ解析(自己ブランディングのパターン抽出など)を実施、成果をまとめて学会発表等の準備を行う。また研究2の印象評価実験で使用する映像・アニメーションデータの作成も行う。
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