体育授業におけるICT活用促進に向けた教師教育システムの構築
Project/Area Number |
23K16751
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 59030:Physical education, and physical and health education-related
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Research Institution | Tokyo International University |
Principal Investigator |
木原 慎介 東京国際大学, 人間社会学部, 准教授 (80773382)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
Fiscal Year 2026: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2025: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
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Keywords | 体育教師教育 / ICT活用 / 教員研修 / アクションリサーチ / 教師の学び |
Outline of Research at the Start |
本研究では、次の4つの期分けに基づき、研究を計画している。 <Ⅰ.立上げ期> 対象教師をサンプリングし、ICTを活用した授業実践上の課題を把握する。(R.5年度) <Ⅱ.計画期> 対象教師のICTを活用した授業デザインをするためのワークショップを設定する。(R.6-7年度) <Ⅲ.実践期> 対象教師のICTを活用した授業について、リフレクションを通してその成果や課題を抽出する。(R.6-7年度) <Ⅳ.総括期> 本過程を通した体育教師の成長可能性とICT活用促進の潜在的な問題点などを明らかにした上で、現場で運用できる1つの教員研修システムを構築する。(R.8年度)
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Outline of Annual Research Achievements |
学校教育での各教科指導におけるICT活用の促進が求められている中で、体育授業におけるICT活用をめぐる諸課題への対応として、本研究では、体育教師の教員研修のあり方に着目し、現職教師との協働的な課題解決型アクションリサーチによって、教師自身の成長可能性やICT活用の促進に潜む問題点について探索することを目的としている。 4年間の研究計画のうち1年目に当たる本年度(令和5年度)は「立上げ期」と位置付け、国内各地の体育授業実践や教員研修に対するフィールド調査を実施し、本研究の趣旨に合致する研究協力者として中学校体育教師3名を有意抽出した。そのうち、1名の教師Aについては、予備的なプロジェクトを先行実施した。すなわち、教師Aの従来の授業における実践上の課題を把握・整理(ベースライン調査)した上で、メンター(研究者=申請者)及び教育行政担当者(教育委員会指導主事B)とが介入した授業デザインワークショップを経て、それに基づく授業実践・観察及び授業リフレクションを、体つくり運動との関連を意図した保健授業の単元で実施した。この一連のプロジェクトの後に、その取り組みを振り返るインタビュー調査を教師A及び指導主事Bに対して実施した。同インタビュー内容の詳細な分析は次年度以降となるが、教師Aや同プロジェクトに関わった指導主事Bからは、それぞれに自身の成長につながるような語りが聞かれ、また、特にICT活用に潜む問題点に関しては、教師Aが実際に授業で拾った生徒の声から「ICTを使うと分かりやすいが面白くない」という興味深い内容が含まれていた。 併せて、海外調査では韓国ソウル市における中学校及び高等学校訪問(体育授業視察、ヒアリング)を実施し、特に体育授業におけるICT活用や教員研修の視点での情報を得ることができた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初の計画通り、本研究を立ち上げるための国内外のフィールド調査を実施し、研究協力者として想定していた中学校体育教師3名の目処をつけることができた。今年度(令和5年度)に実施する予定であったベースライン調査について実施できたのはそのうちの教師A1名のみであり、残りの教師2名については改めて次年度(令和6年度)に実施する予定ではあるが、その分、教師Aについては本研究1年目に授業デザインワークショップや実際の授業実践及びリフレクション、そしてインタビュー調査という一連のプロジェクト研究を先行実施できたのは、今後の研究全体を円滑に進展させる上で有益であった。したがって、概ね順調に進捗していると判断する。
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Strategy for Future Research Activity |
4年間の研究計画のうち2年目に当たる次年度(令和6年度)は、当初の予定通り「計画期」及び「実践期」と位置付ける。 教師Aについては、先行実施ができたプロジェクトの1クール目についての分析と、それを踏まえた2クール目のプロジェクトを実施する予定である。 他の2名の教師については、対象とする単元と実施時期を相談した上で、ベースライン調査を実施し、それらを踏まえて授業デザインワークショップ及び授業実践、授業リフレクションといった一連のプロジェクトの1クール目を実施する予定である。 あわせて、教師Aの事例を中心とした中間的な報告として国内外の関連学会、あるいは論文等で発表する。 また、引き続き国内外の学校現場や教員研修等へのフィールド調査を通して、体育授業におけるICT活用の実態や体育教師教育(教員養成や教員研修など)に関する全体的な動向の把握、情報収集にも努める。
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Report
(1 results)
Research Products
(3 results)