Project/Area Number |
23K16759
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 59030:Physical education, and physical and health education-related
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Research Institution | Tokyo Women's College of Physical Education |
Principal Investigator |
梶 将徳 東京女子体育大学, 体育学部, 助教 (90824582)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2028-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,420,000 (Direct Cost: ¥3,400,000、Indirect Cost: ¥1,020,000)
Fiscal Year 2027: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2026: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2025: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
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Keywords | 体育授業 / 体育科教育 / 中学生 / 学習者 / 体育嫌い / 尺度開発 / 共生 / 学習指導プログラム |
Outline of Research at the Start |
第3期スポーツ基本計画では,体育授業などを通してスポーツに親しむ子供を増やしていくことが施策目標の1つとされている.こうした施策を背景としてスポーツをめぐる個人の志向性を押し付けるのではなく,一人ひとりにとって望ましい形でスポーツへの親和性を育んでいくことが求められる. そこで,本研究では,運動が得意および不得意な中学生それぞれの体育授業に対する内発的動機づけの特徴を明らかにした上で,両者が共生可能な学習指導プログラムを開発することを目的とする.研究方法には,文献調査,質問紙調査,面接調査を用い,多様な視点からアプローチを試みる.
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は,運動が得意および不得意な学習者それぞれの体育授業に対する内発的動機づけの特徴を明らかにし,両者が共生可能な指導プログラムを開発することを目的としている.そのために,本研究では,5点について検討することとした.①体育授業において運動が得意な学習者および,不得意な学習者に関する言説を分析し,運動が得意な学習者および,不得意な学習者の語られ方を明らかにする.②中学生の体育授業における成功体験尺度の開発を通して,体育授業における学習者の成功体験の構成概念を明らかにする.③中学生の体育授業における忌避尺度の開発を通して,体育授業への忌避の構成概念を明らかにする.④運動が得意な学習者および,不得意な学習者に対してインタビュー調査を実施し,運動が得意な学習者および,不得意な学習者の体育授業への向き合い方を明らかにする.⑤指導プログラムを開発し,その効果検証を行い,運動が得意な学習者および,不得意な学習者が共生可能な体育授業を明らかにする. 2023年度は,①,②,③を中心に研究に取り組んだ.①については,当初の予定通り,資料収集を進めていたが,研究対象校の関係で,急遽②と③を優先的に進めることになった.そのため,①については,引き続き資料収集を行い,収集したデータの分析を進める予定である. ②と③については,当初の予定では,2024年度に実施する予定であった.しかし,研究対象校の関係で,2023年度に全国の中学校の生徒を対象として予備調査を実施することとなった.現在,予備調査によって収集したデータの分析を進め,本調査で実施する質問紙を作成している.2024年度は,全国の中学校の生徒を対象に本調査を実施し,データの分析を進める.そして,研究結果を論文にまとめ,国際誌に投稿することを目指す.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初計画にあった初年度の文献研究については,データの収集・分析が次年度以降に持ちこしとなっている.この点については,今後の課題として継続的に試みていく.他方で,次年度の実施予定であった調査研究については,一部前倒して実施することができた.このような調査研究の一部前倒しの実施は文献研究の遅れを補完すると考え,当初予定していた計画より「おおむね順調に進展している」と判断した.
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Strategy for Future Research Activity |
2年目以降については,当初の研究計画通り,②と③を中心的に取り組むこととする.また,初年度に取り組んだ文献研究については,引き続き,データの収集・分析を進め,論文として投稿するために研究活動を進めていく.
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