Project/Area Number |
23K16765
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 59040:Nutrition science and health science-related
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
門間 貴史 筑波大学, 体育系, 助教 (10795420)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥3,120,000 (Direct Cost: ¥2,400,000、Indirect Cost: ¥720,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
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Keywords | 仮眠 / 睡眠 / アスリート / 3軸加速度計 / コンディショニング |
Outline of Research at the Start |
仮眠は疲労回復やパフォーマンス向上に有効なコンディショニング手段であり、多くのアスリートが取り入れている。一方で、仮眠の時間、頻度、時間帯によっては逆効果になることも示唆されており、最適な仮眠戦略の検討が求められる。これまでの研究では、アスリートのリアルな仮眠の実態を客観的指標により評価し、夜間睡眠や日中の眠気、睡眠障害との関係を検討することが十分にできていなかった。そこで本研究では、アスリートの中でも特に睡眠衛生に課題があるとされる学生アスリートを対象に、3軸加速度計を用いて学生アスリートの日常的な仮眠の量的・質的評価を行うとともに、これらと夜間睡眠、日中の眠気、睡眠障害との関係を検討する。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、アスリートの中でも特に睡眠衛生に課題があるとされている学生アスリートを対象に、3軸加速度計を用いて学生アスリートの日常的な仮眠の量的・質的評価を行うとともに、これらと夜間睡眠、日中の眠気、睡眠障害との関係を検討することである。本年度は、32名からデータを収集した。収集したデータは解析可能な形に整備している。 次年度上期にさらにデータ収集を行うため、今年度は収集できたデータを用いて予備的な解析として各課題の検討を行った。【研究1】3軸加速度計を用いた学生アスリートの日常的な仮眠の量的・質的評価については、対象者集団全体において睡眠効率やwake time after sleep onset(WASO)といった仮眠の質的指標が不良であること、またこれらの不良さは総仮眠時間が長いほど顕著であった。【研究2】学生アスリートの仮眠と夜間睡眠、日中の眠気、睡眠障害との関係については、総仮眠時間が長いほど、また仮眠の時間帯が遅いほど、夜間睡眠における就寝・起床時刻が遅かった。さらに、総仮眠時間が長いほど夜間睡眠中の睡眠効率が不良である傾向も認められた。一方で、仮眠の量的・質的指標はいずれも、日中の眠気(エプワース眠気尺度)や睡眠障害(ピッツバーグ睡眠質問票)との有意な関係を認めなかった。 さらなる解析は次年度のデータ収集が完了した後に行う。また、競技活動のある日とない日で仮眠の実施状況が大きく異なっているため、これらの個人内差を考慮した解析を行う。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
当初の計画では今年度上半期から調査・測定を開始し、今年度中ににすべてのデータ収集を完了する予定であったが、調査開始時期が下半期ずれ込んだため、データ収集が十分に行えなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
2024年度上期にすべてのデータ収集を完了し、下半期に成果発表する方向で、計画を立てている。データ収集を迅速に行うために、当初の予定よりも広く研究協力依頼を行う。解析補助などを行う研究補助員は、2023年度から担当していた者を継続して雇用する予定でいるため、データ収集後の作業を迅速に行えるように努める。
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