Project/Area Number |
23K16782
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 59040:Nutrition science and health science-related
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Research Institution | National Institute of Fitness and Sports in Kanoya |
Principal Investigator |
古瀬 裕次郎 鹿屋体育大学, その他, 特任講師 (40826377)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2028-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,420,000 (Direct Cost: ¥3,400,000、Indirect Cost: ¥1,020,000)
Fiscal Year 2027: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2026: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2025: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2024: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
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Keywords | 高齢者 / 医療費 / 身体機能 / 嗅覚機能 / 有酸素能 / 運動 / 健康寿命 / 体力 / 運動疫学 |
Outline of Research at the Start |
本研究は、高齢者を対象に、体力や身体活動といった要素が、健康関連因子とどのように関連しているかを明らかにすることを目的として行う研究である。将来的に健康長寿で過ごすためには、いずれの程度の運動を定期的に行い、いずれの程度の体力を保つことができれば、高齢期においても健康長寿で過ごすことができるのかどうかを検討する。2011年から2015年にかけて、すでに第一次調査を展開しており、約1,000名以上の高齢者を追跡している。
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Outline of Annual Research Achievements |
高齢者が健康で長生きすることは、社会保障給付費の増加など我が国を挙げて対策すべき喫緊の課題である。そのため、本研究では、複数の地域を対象とした前向きコホート研究を展開し、体力・運動・身体活動といった体力に携わる因子が、高齢者の健康寿命の延伸に関連しているかどうかを明らかにすることを目的としている。 2023年度は、対象としている3つの地域のうち、2つの地域に関係する縦断研究のデータを収集し、学会発表を行い、学術論文を作成している(論文投稿中)。投稿中の論文では、高齢者の2.5年間の医療費データを収集し、健康関連因子として身体機能、有酸素能、認知機能、嗅覚機能に係るデータと医療費の高騰(抑制)との関連を検討している。投稿している論文では、健康関連因子の中でも嗅覚機能に着目し、高齢期の嗅覚機能の維持が医療費(整形外科)の抑制と関連していることを明らかにした。 現在別途解析中のデータでは、高齢者の運動介入を行った際の健康関連因子の改善(向上)について検討している。本内容については2024年度に分析を完了し、学会発表と論文投稿を行う予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究初年度であったが、対象としている3つの地域のうち、2つの地域の縦断データを収集することに成功している。1つの地域を対象としたデータ解析を行い、学会発表と論文投稿を行うことができている。さらに、別の学術論文の作成にも取り掛かることができていることから、研究はおおむね順調に進展していると評価できる。
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Strategy for Future Research Activity |
2つの地域ではすでに縦断データの収集に取り掛かり、一部ではデータ収集が完了している状態である。そのため、すでに縦断データの収集が進んでいる2地域では、データ解析と学術論文の作成を進める。 残りの1つの地域では、現在縦断データを収集できるように行政との交渉を行っている。縦断データの収集にあたり、他大学との共同研究も計画している。来年度は縦断データを収集し、データベースの構築を目指す。
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