Project/Area Number |
23K16828
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 59040:Nutrition science and health science-related
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Research Institution | Toho University |
Principal Investigator |
糸川 貴之 東邦大学, 医学部, 非常勤研究生 (20906416)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
Fiscal Year 2025: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2023: ¥2,340,000 (Direct Cost: ¥1,800,000、Indirect Cost: ¥540,000)
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Keywords | コンタクトレンズ / 眼表面温度 / 血流 / Contact lens discomfort / 前眼部血流 / 知覚神経 |
Outline of Research at the Start |
コンタクトレンズは近年、屈折矯正だけでなく、整容目的、治療およびバイオセンサーなどを目的として世界中で装用されている。しかし、装用者の一部は、痛みや乾燥感といった不快感を訴え装用時間の減少あるいは装用中止を余儀なくされている。 不快感のメカニズムにはコンタクトレンズが引き起こすドライアイ、眼表面の摩擦、三叉神経の知覚過敏等が関係していると考えられているが、不快感の病態に関する研究は定性的な評価が多く、定量的な評価はされていない。そこで本研究では、前眼部の温度、血流および知覚神経がコンタクトレンズ装用時の不快感の発症にどのような影響を与えているのかを解明したいと考えている。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究はコンタクトレンズ装用時に起きる不快感「Contact Lens Discomfort (CLD)」と眼表面の温度、血流および角膜知覚神経の関係を検討することで不快感はどのようにして発生するのかを解明すことを目的としている。1年目はコンタクトレンズ装用者に刺激を与え自覚症状を変化させた時の眼表面温度、血流および知覚と自覚症状の関係を評価することをに重点をおいた。コンタクトレンズ装用者に風刺激を与え乾燥感を悪化させた状態では乾燥感が悪化していると眼表面温度は低下し、結膜血流は増加しており、眼表面温度と結膜血流はそれぞれ自覚症状と関連があることをContact Lens and Anterior eye誌より公表することができた (Itokawa T et al. Cont Lens Anterior eye 2024, 47, 102166)。また、点眼液により涙液量を変化させた時の自覚症状と眼表面温度の関係についても検討し発表を行なった(Itokawa et al. APAO 2024)。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
1年目に予定していたドライアイ患者の眼表面温度および血流の検討についてはデータを解析している段階で令和6年度に発表をしていきたい。
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Strategy for Future Research Activity |
令和6年度はドライアイ患者の眼表面温度および血流について学会発表を行なっていきたい。また、風刺激を行い、乾燥感を悪化させた状態では乾燥感と眼表面温度および血流は関連があることを報告したが風刺激が眼表面にどのような影響を与えるのかは分かっておらず、風刺激が眼表面に与える影響についても検討していきたい。そして、点眼液により涙液量を変化させた時の自覚症状と眼表面温度の関係についての研究成果は国際誌への投稿を予定している。
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