Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
フレイル、サルコペニア、ロコモティブ・シンドロームは、高齢者における要介護状態の前段階と考えられており、それらの進展に栄養が大きな役割を担っている。栄養不足は、加齢による食欲低下が主な要因の一つであるが、自覚に乏しい特徴があるため、栄養不足に至る前に摂取不足に気づくことができる仕組みが必要である。本研究の目的は、スマートフォンの食事記録アプリケーションを用いて高齢者の栄養素等摂取状況をモニターすることで、摂取量から身体の栄養不足リスクを未然に検知し得るかどうか横断的、縦断的に検証することである。本研究が実現することで、将来的な要介護発生の予防に向けた具体的な介入戦略に繋がると考える。