Project/Area Number |
23K17156
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 90010:Design-related
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Research Institution | Tokyo University of Science |
Principal Investigator |
高島 健太郎 東京理科大学, 経営学部国際デザイン経営学科, 講師 (90805566)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
Fiscal Year 2026: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2023: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
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Keywords | フィールドワーク / ユーザリサーチ / デザイン思考 / UXリサーチ / メディア活用 |
Outline of Research at the Start |
製品・サービス開発の初期段階では,ユーザを知ることが重要である.この点でフィールドワークは有効な手法であるが,広大なユーザの日常生活に対し,実際にフィールドにアクセスできる機会は限られている.本研究では,近年着目されているカメラを活用したフィールドワークに着目し,ユーザが装着した一人称視点カメラ映像に対して調査者が意味を見出しシャッターを切る手法を提案,他手法との比較により有効性を検証する.
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究の大きな目標はユーザリサーチのフィールドワークにおいてインサイトを得るために有効なカメラの利用可能性を探索することである.具体的には既存のカメラ活用手法の様々なバリエーションを「視点の保有者」「意味を見出す主体」という2点について,ユーザと調査者の役割分担の観点から整理した上で,ユーザが装着した一人称視点カメラ映像に対して調査者が意味を見出しシャッターを切る手法を提案し,他手法との比較により有効性を明らかにすることである. 本年度はカメラを用いたフィールドワーク手法に関する先行研究のサーベイを行うとともに,実験で用いる予定のデータセットの一部を作成した.具体的には前者については様々なユーザリサーチ手法をその特徴と共に整理した.また製品・サービス開発の文脈でフィールドワークを行う意義についても再度まとめた.ビデオを用いる手法についてはParticipatory Video Methodについて理解を深めた.後者については一人称カメラを用いて自分のワークスタイルを撮影してデータセットを作成した.またこれらのデータセットを自分で第三者の視点で見直し,どのような意味付けが考えられるかを検討した.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
2023年度に大学を転籍し,新しい環境での研究環境のスタートアップと授業の準備に時間がかかったため,十分なリソースを割くことができなかった.
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Strategy for Future Research Activity |
当初の計画通りの流れでカメラを用いたフィールドワーク手法の文献調査と提案,効果検証を実施していく.ただし,昨今の生成AIの性能の向上と普及を受け,カメラ画像の分析の際にこれを活用するメリットが大きいと考えている.「意味を見出す主体」である分析者が人間である意義についても検討・議論していく必要があると考えている.
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