Project/Area Number |
23K17159
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 90010:Design-related
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Research Institution | Musashino Art University |
Principal Investigator |
岩嵜 博論 武蔵野美術大学, 造形構想学部, 教授 (60765212)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥3,770,000 (Direct Cost: ¥2,900,000、Indirect Cost: ¥870,000)
Fiscal Year 2025: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2024: ¥2,340,000 (Direct Cost: ¥1,800,000、Indirect Cost: ¥540,000)
Fiscal Year 2023: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
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Keywords | 政策のためのデザインの事例探索 / 政策のためのデザイン方法論開発 / 政策のためのデザイン / 公共セクターイノベーション / デザイン経営 |
Outline of Research at the Start |
行政課題の複雑化を背景に政策のためのデザイン方法論の活用は欧州や米国を中心に2010年前後から進んでいる。一方で、日本では行政におけるデザイン方法論の活用に関しての研究は始まったばかりという状況である。本研究は、萌芽的に見られる日本各地の公共セクターにおける政策のためのデザインの現状を探索的に理解し、日本の行政課題に適したデザイン方法論を開発、基礎自治体のフィールドにおける実践を通じてその効果を検証するものである。本研究は、実態の調査に留まらず日本の行政に適したデザイン手法の開発と実践を通じた検討を行うことで、行政の実務に還元できる社会的意義を伴った研究を行う。
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Outline of Annual Research Achievements |
該当年度は、研究目的のうち、1)日本各地の公共セクターにおける政策のためのデザインの現状を探索的に理解することとを中心に取組み、計画では2年目に取り組む予定であった2)日本の行政課題に適したデザイン方法論を開発し、実践的にその効果を検証することに着手することができた。 1)日本各地の公共セクターにおける政策のためのデザインの現状を探索的に理解することとについては、研究実施計画に基づき、第1ステップである「政策のためのデザイン実践に関する探索的調査」を行った。具体的には、A)基礎的研究として、世界の公共セクターにおけるデザインの方法論の活用状況を文献調査によって明らかにした。また、B)日本における複数の事例研究を行うために、都道府県2事例、基礎自治体1事例の事例研究を行った。さらに、C)そのうちの1事例については、フィールドワークとインタビュー調査を実施した。 2)日本の行政課題に適したデザイン方法論を開発し、実践的にその効果を検証することについては、第2ステップで掲げた「政策のためのデザイン方法論の開発と実践的検証」に着手し、第1ステップのB)の事例研究の一つの基礎自治体において実践の機会を得ることができ、D)地域ビジョン策定に関する新たなデザイン方法論の開発に取り組んだ。 以上の研究を通じて、日本の公共セクターにおける政策のためのデザインの現状の理解を進めることができた。また、日本の行政課題に則したデザイン方法論の開発も進めることができた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究実施計画に即して、当該年度は、第1ステップである政策のためのデザイン実践に関する探索的調査を中心に進めた。また、有効な実践フィールドと接点を持つことができ、第2ステップである政策のためのデザイン方法論の開発と実践的検証にも着手することができ、研究課題の進捗は順調であると言える。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は、第1ステップである政策のためのデザイン実践に関する探索的調査の成果を学会発表や論文等で公にすると同時に、当該年度に着手した第2ステップの政策のためのデザイン方法論の開発を着実に推進することを目標とする。第2ステップでは、方法論のモデル化を進め、可能であれば異なるフィールドでの実践に着手できることを目標としたい。
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