Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
本研究では,高齢者の身体バランス異常による転倒を未然に検出し,重心位置を正常へ誘導することにより転倒を未然に防ぐことが可能な装着型歩行支援靴の開発を行う.近年,高齢化がますます深刻化する我が国において,高齢者の転倒は医療及びリハビリテーション分野において喫緊の課題とされている.本研究では,体重心位置と支持基底面の関係性に着目し,全身バランスが崩れた際に体重心位置を水平面において支持基底面内に誘導可能な靴底機構を有する装着型歩行支援靴の開発を行う.本研究により,高齢者が転倒を怖がらずに自身の脚で歩行を続けることが可能となり,高齢者のQOL(生活の質)向上が見込まれ,健康寿命の延伸が期待される.