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メディア文化研究における研究データ蓄積・共有環境のモデル構築

Research Project

Project/Area Number 23K17486
Research Category

Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)

Allocation TypeMulti-year Fund
Review Section Medium-sized Section 1:Philosophy, art, and related fields
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

喜多 千草  京都大学, 文学研究科, 教授 (10362419)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 下垣 仁志  京都大学, 文学研究科, 教授 (70467398)
森下 達  創価大学, 文学部, 准教授 (00775695)
伊藤 遊  京都精華大学, 付置研究所, 准教授 (70449552)
橋本 雄太  国立歴史民俗博物館, 大学共同利用機関等の部局等, 准教授 (10802712)
大向 一輝  東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 准教授 (30413925)
Project Period (FY) 2023-06-30 – 2025-03-31
Project Status Granted (Fiscal Year 2023)
Budget Amount *help
¥6,370,000 (Direct Cost: ¥4,900,000、Indirect Cost: ¥1,470,000)
Fiscal Year 2024: ¥3,250,000 (Direct Cost: ¥2,500,000、Indirect Cost: ¥750,000)
Fiscal Year 2023: ¥3,120,000 (Direct Cost: ¥2,400,000、Indirect Cost: ¥720,000)
Keywords研究データ共有 / ユーザ中心設計 / オープンサイエンス / 研究データ / メディア文化研究
Outline of Research at the Start

本研究グループはデータプラットフォームの構築チームと研究データの活用検討チームで構成されており、活用検討チームのニーズに合わせて構築チームがシステムを洗練するというユーザ中心設計のサイクルをグループ内に持つのが特徴である。
これにより、研究データ提供者の貢献を可視化し業績として評価しうるような研究データの公開方法や、現代的な資料を扱う場合に必要な原資料の著作権の尊重を十分に配慮した非公開の共同作業環境の確保といった、公開から非公開までのバランスのよい研究環境のありかたを洗い出しつつ、より広い目的に資するための研究データ拡張を可能にするデータプラットフォームの要件を明確にしてゆく。

Outline of Annual Research Achievements

理工系の研究の過程で観測・実験データが生じるように、人文系の研究の過程でも資料に付したメモや先行研究の抜き書きなどの、最終成果物になる前の中間的な研究データが生じている。「提言 オープンサイエンスの深化と推進に向けて」(日本学術会議、2020)によれば、近年オープンサイエンス化の一環で理工系では研究公正の観点からも中間的な研究データを保存し必要に応じて検証できるようにすることが浸透してきているが、人文系では文書・記録などの基盤的原物資料のデジタルアーカイブ化などは進んでいるものの、中間的な研究データの保存や共有・再利用はほとんどなされていない。
そこで本研究はメディア文化研究領域の研究データを題材に、動画や音声、静止画など多様なメディアに対するアノテーション情報を、研究コミュニティ内で蓄積・共有することを可能にするプラットフォームを構築することにより、メディア研究領域における研究データの幅広い共有と共同研究の活性化に寄与することを目的としている。
研究は主に2つのチームにわかれ、研究データ活用検討チームでは、マンガ、小説などに現れる考古学者のデータを作成しつつ、それを他の研究者が利用する可能性や、共有の方法などについて検討している。このチームでは、申請時点で2000人前後だった考古学者データを3900人程度に増やし、さらに5000人分を目標に拡張している。
データプラットフォーム構築チームでは、まず人文学系研究者が蓄積しているデータの形式について調査し、共有しやすい形で蓄積するためのツールが必要であることがわかったため、そのツールのプロトタイプを構築しはじめ、その稼働に至った。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

考古学者データは、今年度中に資料集成の形で印刷することを目指して、充実が進んでいる。プラットフォームの一部をなすデータ共有のためのツールの構築も順調に試作が進んでおり、ユーザテストのための試用も開始できている。

Strategy for Future Research Activity

研究データ活用検討チームでは、さらに充実した考古学者データを再利用した研究活動の展開の検討を進める。具体的には、アウトリーチ活動としての展示、論文執筆などを目指す。その過程で、データの再利用時に望ましいデータの形式や、プラットフォームの要件などを洗い出す予定である。
データプラットフォーム構築チームでは、国立情報学研究所オープンサイエンス基盤センターの研究データ管理基盤(GakuNin RDM)の活用を検討する。また、ツールの試作に関する研究会発表を経て、人文情報学分野の研究者からフィードバックを得ることにしている。それを踏まえて、ツールをさらに拡張・補強して、研究データ共有のためのプラットフォームのモデルを示すことを目指す。

Report

(1 results)
  • 2023 Research-status Report
  • Research Products

    (1 results)

All 2024

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 人文学系研究データの共有に向けてのツール開発2024

    • Author(s)
      喜多千草、大向一輝、橋本雄太、田中章喜、木村久美子
    • Organizer
      情報処理学会 人文科学とコンピュータ(CH)
    • Related Report
      2023 Research-status Report

URL: 

Published: 2023-07-04   Modified: 2024-12-25  

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