Project/Area Number |
23K17493
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Research Category |
Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Medium-sized Section 1:Philosophy, art, and related fields
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Research Institution | Sapporo City University |
Principal Investigator |
山田 良 札幌市立大学, デザイン学部, 教授 (00452988)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
定廣 和香子 札幌市立大学, 看護学部, 教授 (60299899)
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Project Period (FY) |
2023-06-30 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥6,370,000 (Direct Cost: ¥4,900,000、Indirect Cost: ¥1,470,000)
Fiscal Year 2025: ¥2,210,000 (Direct Cost: ¥1,700,000、Indirect Cost: ¥510,000)
Fiscal Year 2024: ¥2,470,000 (Direct Cost: ¥1,900,000、Indirect Cost: ¥570,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
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Keywords | Art in Hospital / 国際協奏型プロジェクト / Sratial Design / Installation Art / Nursing Home / Norway |
Outline of Research at the Start |
この研究は、ノルウェーの研究者・ナーシング・ホームとの連携による国際協奏プロジェクトを通して、空間的療養効果の高いデリバリー型ホスピタルアートモデルを開発することを目的としている。具体的には、ノルウェー国内のナーシング・ホームをフィールドとした空間Artを制作し、その評価結果をノルウェー内の病院やナーシング・ホームに配信し、設置希望を募る。次に設置を希望した施設に空間Artを配達し、デリバリー型のホスピタルアートをノルウェー国内で実現する。将来的には本研究構想をフィンランドなど北欧諸国に加えロシアへの展開も展望し、北方圏ホスピタルアートネットワークの形成を通した国際協奏社会の実現に挑戦する。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、ノルウェーの研究者・アーティストとの連携による国際協奏プロジェクトを通して、空間的療養効果の高いデリバリー型ホスピタルアートモデルを開発することである。2023年度は、研究分担者(定廣)が、ノルウェーを訪問し、現地でアートを展開するフィールド(ナーシングホーム)を確保した。フィールドはDiakonhjemmet Omsorg Nordberghjemmetに決定し、責任者のLisbet Sorgjerd氏、Norway在住の日本人社会学者原真理子氏と打ち合わせを行うとともに遠隔会議を実施し、視察情報を共有しながら、展開する場、条件等を確認した。 その結果Nordberghjemmetの中庭を設営場所として想定し、コアモデルアートとして「Birdvillage」をデザイン提案した。 また、研究代表者(山田)は、2023年度アイルランドのエジンバラネピア大学に研修勤務し、アイルランドのアーティストとのネットワークを形成した。2024年度に「Birdvillage」を展開した評価結果をもとにノルウェーのみならずアイルランドの病院もしくはナーシングホームに設置希望調査を実施する可能性を拡大するための準備を行った。 また、設置希望調査に添付するための基礎資料として、わが国(北海道)で実施したホスピタルアート「Breathing House《風の家》」の評価結果を分析した。分析結果は現在投稿準備中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2023研究年度は代表者(山田)がアイルランド・エジンバラネピア大学において1年間の国際研修を行ったため、日本と同様の制作環境等を確保することが困難となり、計画がやや遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
すでに構築しつつあるノルウェーに加え、アイルランドのアーティストとの協同が可能となったため、アイルランドのナーシング・ホームや病院を対象にした設置希望調査の可能性を検討する。ノルウェーとアイルランド両国での活動が実現することにより、保険医療制度の異なる国での展開過程を比較検討できるため、現在、可能性及び方略を模索している。
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