Research Project
Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
本研究では、政府規制や行政指導のコストを、規制される側から計測する新しいアプローチを提案し、定量的な指標を構築して産業間比較するとともに、生産性をはじめとする経済的成果との関係を考察する。具体的には、労働者を対象としたサーベイを行い、政府規制・指導等に対処するために要している労働投入時間の情報を収集する。このデータを「就業構造基本調査」(総務省)から得られる労働者構成のウエイトを用いて補正し、産業・企業規模等のセル単位での「規制インパクト指標」を作成する。そして、産業別・企業規模別に比較するとともに、生産性、雇用等との関係を分析する。