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Empirical analysis of Kawasaki disease onset factors using large-scale living environment data

Research Project

Project/Area Number 23K17552
Research Category

Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)

Allocation TypeMulti-year Fund
Review Section Medium-sized Section 7:Economics, business administration, and related fields
Research InstitutionKanazawa University

Principal Investigator

藤澤 美恵子  金沢大学, 経済学経営学系, 教授 (10502320)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 太田 邦雄  金沢大学, 医学系, 教授 (00303280)
横山 忠史  金沢大学, 附属病院, 講師 (00837362)
乾 友彦  学習院大学, 国際社会科学部, 教授 (10328669)
枝村 一磨  神奈川大学, 経済学部, 准教授 (20599930)
岡本 理恵  金沢大学, 保健学系, 准教授 (50303285)
Project Period (FY) 2023-06-30 – 2026-03-31
Project Status Granted (Fiscal Year 2023)
Budget Amount *help
¥6,240,000 (Direct Cost: ¥4,800,000、Indirect Cost: ¥1,440,000)
Fiscal Year 2025: ¥2,210,000 (Direct Cost: ¥1,700,000、Indirect Cost: ¥510,000)
Fiscal Year 2024: ¥2,340,000 (Direct Cost: ¥1,800,000、Indirect Cost: ¥540,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Keywords川崎病 / 大規模データ / 生活環境データ
Outline of Research at the Start

川崎病が発病する原因を家庭環境の側面から探ることが本研究の目的であり、そのために、厚生労働省「21世紀出生児縦断調査」を用いて、ランダム化比較試験に基づいて分析をおこなう。具体的には、長期に渡るパネルデータを使用して時点で変化しない個別効果を統制したパネル分析を用いて、加えて周辺地域との相互作用に関して空間的自己相関分析を用いて川崎病発病影響要因を明らかにする。さらに、2001年と2010年生まれの2時点のデータを使用し、時点による変化を分析に取り込む。本研究は、従来の疫学調査とは異なるアプローチを試みて、家庭環境の影響度を計測することを通して、川崎病の発病影響要因の究明に挑戦する。

Outline of Annual Research Achievements

川崎病発病影響要因を明らかにするために、本研究では厚生労働省の「21世紀出生児縦断調査」のデータを使用し分析する。研究の開始にあたり、このデータの使用申請をおこない、厚生労働省からデータを入手した。データに関しては、入手時の確認と記述統計量による確認を終了している。なお、サンプルデータである「21世紀出生児縦断調査」における川崎病の発症率の確認をおこなった過程で、現実の発症率との大きな齟齬はないものの、罹患のピークである月齢9-11か月データが欠落していることが明らかになった。よって、これに対する分析モデルの工夫等の対応が必要なことが判明している。
川崎病は、国内では年間約1万人が罹患する病気であるため、「21世紀出生児縦断調査」の罹患サンプルサイズは大きくない。したがって、まずは一定数のサンプルサイズが見込めるインフルエンザの発症の有無を対象に、ロジスティク曲線にあてはめる回帰分析・パネル分析をおこなった。
分析の結果、インフルエンザのような感染症は人口密度に正の影響がある一方で、医療機関へのアクセスの良さからか政令指定都市のような大都市では負の影響を示すこともわかった。これらの結果は、「21世紀出生児縦断調査」のデータを使用して、子ども達の病気における地域環境や家庭環境(生活環境)の影響度を明らかにすることを目的とする本研究の実現可能性を裏付けている。
上記の研究と並行して1970年以来、2年に1回の間隔で実施されてきた医療機関登録による「川崎病全国調査」などの川崎病に関するデータの収集をおこなった。同時に、先行研究や川崎病に関する文献の調査をおこなって、現状の把握や分析結果の予測などを議論している。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

研究期間は3年間とし、1年目はヒアリング調査とデータ入手と分析準備、2年目は分析をおこない、3年目は研究成果を発信することを予定して研究を開始した。
1年目の実績として、厚生労働省より「21世紀出生児縦断調査」のデータを入手し、記述統計量による確認を終了している。さらに、インフルエンザの発症の有無(0:無、1:有)の2項変数を使用してプーリングデータによるロジスティク回帰分析およびパネルデータによるパネル分析をおこない、子ども達の病気における生活環境の影響度の計測の可能性を確認できている。この分析を通じて、病気ごとに各種の生活環境の影響度を明らかにする分析手法を確認できた。よって、この分析モデルを川崎病に応用する予定である。なお、インフルエンザに関する研究は、国際ジャーナル(International Real Estate Review)に投稿し、既にアクセプトされており、出版予定である。
他方、1年目に予定していた川崎病の専門家へのヒアリング調査は実施に至っていない。これは、次年度に実施する予定である。対象は、川崎病の研究者や医療関係者等を想定している。本ヒアリング調査は、1年目ではなく、むしろ2年目の川崎病分析後に実施するタイミングを活かして、分析結果への意見や解釈などの専門家なりのコメントを収集する予定である。

Strategy for Future Research Activity

2年目は、川崎病の発症影響要因を明らかにするための分析をおこなう予定である。上記の結果を踏まえ、川崎病の分析に関する準備をしているところである。具体的には、1年目のインフルエンザ分析の分析モデルを川崎病に応用する。また、罹患のピークである月齢9-11か月データが欠落していることから、パネルデータとして扱うことによる対応や入院に至る重度変数の投入などの分析モデルの改良にも取り組む予定である。
加えて、1年目に予定していた川崎病の専門家へのヒアリング調査を実施する予定である。なお、当初計画していた川崎病の実態ヒアリング調査に加えて川崎病のロジスティク回帰分析およびパネル分析をおこなった結果へのコメントを含め、ヒアリング調査する予定である。ヒアリングから得られた知見を基に、分析結果の解釈の客観性を担保することを目指す。
これらの分析結果ならびにヒアリング結果に関して、国内外の学会で発表をおこなう。その後、論文にまとめてジャーナルに投稿する予定である。

Report

(1 results)
  • 2023 Research-status Report
  • Research Products

    (1 results)

All 2024

All Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results,  Open Access: 1 results)

  • [Journal Article] Residential Areas vs. Home Environment: Impacts Analysis of Surrounding Factors on Children’s Health Using the Longitudinal Survey of Newborns in Japan2024

    • Author(s)
      Fujisawa, M., Edamura, K., Inui, T., and Hiromatsu. T.
    • Journal Title

      International Real Estate Review

      Volume: 27

    • Related Report
      2023 Research-status Report
    • Peer Reviewed / Open Access

URL: 

Published: 2023-07-04   Modified: 2024-12-25  

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