Research Project
Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
本研究では、家計の消費・貯蓄行動をこれまでとは大きく異なるデータを使って分析する。用いるのは、①ある大手邦銀に口座をもつすべての利用者の取引データと、②その銀行利用者に対して行うアンケートのデータである。アンケートでは、個人の特性について、リスク回避度、時間選好率、インフレ期待、流動性資産や住宅ローンの有無など標準的な項目を聴取する。本分析の最大の特徴は、アンケート結果と個人の実際の金融行動を紐づけて分析することである。