| Project/Area Number |
23K17579
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| Research Category |
Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
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| Allocation Type | Multi-year Fund |
| Review Section |
Medium-sized Section 9:Education and related fields
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| Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
近藤 祥子 北海道大学, 保健科学研究院, 准教授 (40423248)
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| Project Period (FY) |
2023-06-30 – 2026-03-31
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| Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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| Budget Amount *help |
¥5,070,000 (Direct Cost: ¥3,900,000、Indirect Cost: ¥1,170,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2024: ¥2,470,000 (Direct Cost: ¥1,900,000、Indirect Cost: ¥570,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
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| Keywords | 医療教育 / 医療倫理 / 生殖補助医療 / 死生観 / 生命科学技術 / 生殖医療 / 認知バイアス / 不妊治療 / 倫理 / 医療系学生 |
| Outline of Research at the Start |
現在、広く普及する生殖医療では他者の生命の存亡を含む意思決定支援が含まれる。一方で、急速に発達している基礎発生生物学・医学がもたらす知識が、医療者にどのように受け止められて支援構築に生かされているのかは明らかではない。本研究では複数の医療職学生に対して質問紙調査やインタビューなどを行い、基礎生物学研究成果の受け止めや死生観・倫理観を明らかにし、死生観や倫理観を反映させた情報提供や意思決定支援構築を学ぶための枠組みを考察する。
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| Outline of Annual Research Achievements |
生殖科学技術における先端科学技術の知識の医療者への受け止めと支援のための死生観涵養について明らかにするために、先端技術の理解と生殖に関連する医療行為への親和性について混合手法により明らかにした。医療系学生(医学科学生・看護学科学生)および比較対照として生命科学専攻の学生を対象として、先端技術に関する知識と技術応用に対する親和性を問うた。また質問紙の自由記載欄と一部の対象者に対して実施した半構造的インタビュー結果を質的内容分析した。先端技術に対する理解度は、生命科学系専攻学生で高く看護学生で低く各群に有意差を認め、技術応用に対する親和性は、看護学生が他の2群に比して有意に低く、理解度と親和性に有意な弱い相関が観察された(r=0.18, p=0.012)。病気治癒に対する技術応用の許容が語られた一方、葛藤もあった。看護学生には、対象者の判断に委ねる態度が強く、一方、生命科学系学生は、生物多様性の喪失に対する危惧の表明が強かった。専門領域によって受けてきた教育内容の影響が見て取れるとともに、病気治癒への意欲と障がい児の養育に対する社会的な困難感の感じ方は共通していた。
学生に加えて、医療者にも支援時の思いについて半構造的インタビューを行った。ここでは特に現在広く行われるようになった出生前診断(NIPT)に焦点を当て、認証医療機関で支援にあたる医療者の思いと、非認証機関における従事者に対するインタビューを試みた。認証医療機関で支援にあたる医療者からは、科学技術に対する根本的な信頼感とともに、子どもを持つことに対する根源的なリスクという自然観に関する語りがあった。技術理解より検査応用の説明に重点を置き、利用者に寄り添う姿勢が語られた。一方、非認証機関からの研究対象の研究承諾を得ることは1件の書面回答を除いて行うことができなかったが、検査方法があるなら広めることについての意欲が語られた。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
質問紙・インタビューガイドの作成とその実施を行うことができた。また、実際に支援にあたる医療者も対象にして技術や支援への思いと流布する検査方法についての倫理的視座について示唆を得ることができた。
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| Strategy for Future Research Activity |
今回用いた質問紙内容について因子分析を用いて測定モデル(因子構造)が理論的枠組みを検証する。また、質的データについてデータ駆動的に内容分析の精査を行い、倫理的視座のパターンを明かにして死生観形成のプロセスモデルを作成する。今回は生殖補助医療に関連する先端技術の理解と親和性という側面から解析を行なったが、先端技術の知識得られた結果をもとに、先端科学技術に支えられた医療介入の理解を縦軸に据え、生殖補助医療/出生前診断/中絶/胎児治療/新生児治療という生命が生じる各段階での生命創出/維持/終結に関する倫理的視座・判断がどのように行われるかについて探索していく。倫理的視座として、医療の積極的介入の有無についても検討を行う。先端科学に対する知識と親和性について、CRSPR-Cas9やiPS細胞由来の生殖細胞など実用化されていない技術と応用について聞いたが、今回は、現在行われている生命が「生まれるところ」の各段階を想定して各段階における現象や捉え方の捩れを明らかにすることを視野に入れ、縦断的視野を得ることを想定している。現実に用いられて行われている段階について調査することからより具体的な場面を想起でき、実用的な視座が得られると期待される。また、出生前診断を取り巻く状況として倫理的な捉え方として医療者の思いについて明らかにしたが、一般の受検する可能性のある人々に対象を拡大し、倫理的捉え方の実情を明らかにして医療学生の教育への示唆を得ていきたい。
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