Research Project
Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
懸濁液内部の非平衡流動場・応力場を計測するために、微小粒子と周囲液体の屈折率を揃えて濃厚懸濁液を透明化し、懸濁液内部流動のPTV (粒子追跡法) 計測および光弾性法による懸濁液内部の応力場計測を行う。研究機関においては、各計測を実現するための計測系を構築し、さらにそれらの同時計測を実現する。計測対象とする現象は濃厚懸濁液への剛体球の衝突現象であり、懸濁液内部で起こる応力緩和や粒子移動の衝突速度依存性を明らかにする。懸濁液の粘弾性特性は2次元系と3次元系で大きく異なることが知られているため、実験は3次元系で行う。