Research Project
Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
提案手法では,干渉計測を必要としない定量位相計測手法である強度輸送方程式を用いた3次元イメージングを量子もつれ光を用いて実施し,微弱光下でのノイズ耐性の強い3次元イメージング技術を開拓する。実現に向けて3つの過程に分けて研究を実施する。第1にCWレーザー光を用いた量子もつれ光の発生を確認する。第2に量子もつれ光を用いて奥行き方向の異なる画像取得を実施し,物体の複素振幅情報が測定可能であることを実証する。第3に得られた複素振幅情報を用いて光波伝搬計算により断層画像を復元し,3次元再構成像を得る。これらの3つの過程において量子もつれ光を用いる特徴を明らかにするとともに,生体応用に向けた課題を探る。