Research Project
Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
車両の集まりである列車は,原理的には車両毎に異なる機能を持たせることができる.しかし,現状の様々な制約からこのモジュール性は十分活用されていない.ただし,将来的に高速に自動運転車両同士の連結・切り離し(分割・併合)が可能となれば,モジュール性による大きな自由度がもたらされ,鉄道システムに飛躍的な改善をもたらす可能性がある.本研究では,高速車両連結技術を前提として,「速達(急行)サービスとフィーダー(各停)サービスの階層を1本の列車に内包する」(連結・切り離しにより実現する)近未来型の鉄道運行スキームを提案する.そして,その特性を明らかにすることを目的とする.