Research Project
Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
本研究は,豪雨による溶岩ドーム崩壊の可能性の有無を示すことを目的とする.噴火以降の長期データが蓄積された雲仙普賢岳において,現地調査でデータの不足を埋め,最新の画像処理・データ融合技術を用いて,過去に遡る形でドームの3次元形状と雨量についての高精度の時系列データセットを再構築する.データセットから溶岩ドーム全体の変位量とその時間変化を明らかにし,11層のローブで形成される溶岩ドームの地下構造に基づいてすべり面を推定したうえで,雨水の浸透が溶岩ドームの変形に及ぼす影響を評価する.