Research Project
Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
我々は最近,表面アモルファス構造を持つTiO2薄膜では,光触媒反応速度が13倍に増強することを見出した.実験計測と理論計算による予備研究から,i) アモルファス層は4配位Tiで構成されており,ii)結晶中とは異なるギャップ内準位をもつ欠陥種が含まれている,と考えている.本研究では,結晶では考えられない高密度4配位Tiが実現可能なアモルファス構造及び内在欠陥の制御の可能性を示し,通常は撥水性が高いが光照射時には親水性が高い機能性表面を創成することで,高光活性と化学的耐久性を兼ね備えた光触媒材料を実現する.