Research Project
Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
本研究では、固体触媒にマイクロ波をパルス照射し昇温/冷却を高速に繰り返すことにより、発熱反応の熱力学的制約(高温で転化率が低い)と速度論的制約(低温で反応が遅い)を同時に打破した、1段階での高転化率・高速反応の触媒学理を開拓することである。このような高速な加熱/冷却の応答は、マイクロ波の熱媒を介さず触媒に直接エネルギー投入できる特性をいかした高速低温/高温ループ技術であり、古典的な平衡熱力学系では実現できないダイナミクスをもたらす。