Research Project
Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
本研究では、コラニュレンの五重アミノ化体を出発物として、ジアゾ架橋反応を用いた二量化により半球を2つ繋ぎ合わせた檻状化合物を作り、そこにボラフリーデルクラフツ反応をおこなうことでヘテロ元素ドープフラーレン(C40N10B10)の合成に挑戦する。得られたヘテロフラーレンの電子状態をフラーレンC60と比較し、新規電子受容性材料として利用する。合成法を応用し、電子豊富ヘテロフラーレン(C40N15B5)や、フラーチューブやカーボンナノチューブのヘテロ元素ドープ体のような魅力的な炭素材料の開拓をおこなう。