Research Project
Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
高エネルギー密度なキャリアとして注目されている水素や過酸化水素は、それぞれ水・酸素の還元で得られ、これらを生み出す光触媒の開発が進められている。共役系高分子に代表される有機半導体は、軽量性と成型加工性に優れ、素子構成が単純・電位の調整が容易など、メリットが多い。しかし、共役系高分子の触媒効率や耐光性に資する分子構造・集合体構造への知見は皆無で、触媒効率は無機系に遠く及ばず耐久性も低い。本研究では、様々なヘテロ元素を組み込んだ共役系高分子膜の光触媒機能・耐光性を解明し、高分子光触媒の分子設計指針を確立する。そして、モジュール作製・評価により優れた触媒効率・耐久性を目指す。