Research Project
Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
「炭素循環」が日本化学会から提唱された。その鍵反応は人工光合成および二酸化炭素メタン化反応である。エネルギー問題の解決法を模索しているうちに、これらの光触媒反応と連結した「窒素循環」により、廃バイオマスからのエネルギー抽出が可能になるという着想に至った。廃バイオマスを「炭素循環」に組み込み、そのエネルギーを直接、二酸化炭素に注入することは意外と難しい。一方、本研究では、光触媒をデバイスに用いて、室温でバイオマスと硝酸(イオン)間の電子移動プロセスだけを行う。つまり、バイオマスが持つ豊富な電子を還元反応に直接活用する。