Research Project
Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
近年注目を集めるコバレント・ドラッグは、標的タンパク質と特異的に共有結合を形成し、その機能を不可逆的に阻害する低分子薬剤である。本研究では、この概念をタンパク質製剤に応用し、標的に対して特異的かつ強固に結合する「コバレント・プロテイン・ドラッグ」を設計・創出する。SARS-CoV-2を研究モデルとし、抗ウイルスタンパク質製剤であるACE2-Fcに共有結合性を持つ人工アミノ酸を導入することで、ウイルスと不可逆的に結合し、不活性化する新規タンパク質製剤を開発する。