Research Project
Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
日本の大腸癌年齢調整罹患率は戦後に増加し、癌死亡率男性3位、女性1位と上位で推移している。近年の罹患率上昇は遺伝子変異の蓄積のみでは説明が難しく、食生活などの環境因子が増加に寄与していることが推測される。つまり、この増加のメカニズムが究明されれば、罹患率減少や予防法の確立も目指せる可能性も示唆する。大腸癌は疫学的に赤肉や加工肉摂取がリスク因子上位に常に検出されている事から、特にアミノ酸に注目した。中でもロイシンセンシングで全身の骨格筋や脂肪量が制御されることが近年報告されることから、腫瘍発生におけるロイシンの関与について解明を試み、日常生活からの癌予防開発へつなげることを目的に研究を行う。