Research Project
Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
なぜ4倍体のヒトは存在しないのか。なぜがん細胞の多くが高次倍数体であるのかなど倍数性は基礎生命科学・医学における重要課題のひとつである。一方、酵母や小麦などの産業(微)生物では、しばしば高次倍数体が知られており、有用形質の発現には倍数性が重要な役割を果たしていることが認識されつつある。申請者らは、これまでの研究によって出芽酵母の高次倍数体を自在に育種できる新しい技術を開発し、倍数性研究に新しい道を開くことができた。本研究では、この技術がなければこれまで挑戦できなかった以下の2つの課題、i) どこまで高次の倍数体を育種できるか(課題1)、ii) 倍数性の限界を規定する因子は何か(課題2)に挑戦する。