Research Project
Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
主要イネ科作物のイネとトウモロコシを用いて以下の研究を行う。イネでは、野生型と液胞膜型K+トランスポーター変異体を用い、変動光条件を作り出した人工気象室で、水管理システムを用いてポット栽培を行う。イネのOsNHX1発現、光合成特性、水利用効率を評価し、NHX1遺伝子が気孔開閉速度および水利用効率の向上を通じて、節水性に寄与する可能性を検証する。トウモロコシでは、K施肥量に応じた気孔開閉速度と水消費量の関係を解析する。さらに、共焦点レーザー顕微鏡を用いて孔辺細胞・副細胞の3次元形態を解析する。これらの研究を通じて、迅速な気孔開閉が作物の節水性に寄与する可能性を検証する。